専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

“歴代ベスト5”からレブロンを外したローズ。ジョーダンとの“G.O.A.T.論争”にも「誰も成し遂げてないことを意味する」と自論<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.08.27

ジョーダン(左)とレブロン(右)の“G.O.A.T.論争”について、両者と対戦経験のあるローズが自論を展開した。(C)Getty Images

ジョーダン(左)とレブロン(右)の“G.O.A.T.論争”について、両者と対戦経験のあるローズが自論を展開した。(C)Getty Images

 現地時間8月25日にYouTubeへ公開された米放送局『ESPN』の番組『Courtside Club』にゲスト出演したジェイレン・ローズは、現役時代はNBAで13シーズンプレーした203cmのオールラウンダー。インディアナ・ペイサーズ時代の1999-2000シーズンには平均18.2点、4.8リバウンド、4.0アシスト、1.1スティールをマークし、MIP(最優秀躍進選手賞)にも輝いた実力者だ。

 ペイサーズとシカゴ・ブルズ在籍時には平均20点以上を記録したシーズンもある好スコアラーだったローズ。現在は『ESPN』と、同じく米放送局『ABC』でNBAアナリストを務めており、今回出演した番組内では、自身が考える“オールタイムベスト5”を発表。マジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)、アイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)、マイケル・ジョーダン(元ブルズほか)、ラリー・バード(元ボストン・セルティックス)、そしてカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)を挙げていた。

 ミシガン州デトロイト出身のローズにとって、トーマスは“バッドボーイズ”として恐れられたピストンズのリーダーであり、1989、90年にチームを連覇へと導いた立役者。トーマスも含めて、マジック、ジョーダン、バード、ジャバーはいずれもリーグ史に名を残すレジェンドだ。
 
 そしてジョーダンとレブロン・ジェームズ(レイカーズ)が筆頭候補として議論されている“G.O.A.T.(Greatest player Of All Time=史上最高の選手)”論争についても持論を述べていた。

「歴代ベストなプレーヤーについて話すなら、誰が“G.O.A.T.”かについて始めないといけない。その最初にくる単語は“Greatest(最も偉大)”ということ。つまり、それはほかの誰も成し遂げていないことを意味するんだ。

 俺たちがマイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズを比較するとしよう。たとえば、ジョーダンは得点王に10回もなった。レブロンは1回だ。ジョーダンは最優秀守備選手賞(DPOY)を手にした。レブロンは選ばれていない」

 ジョーダンとレブロンはバスケットボール界でも1、2の人気と知名度を誇るスーパースター。だがローズは、ジョーダンが史上最多となる10度の得点王に輝きながら、DPOYにも選ばれたことを指摘した。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号