NBAは今年の7月1日から新たな労使協定(Collective Bargaining Agreement/CBA)が施行されており、今季からは「インシーズン・トーナメント」も採用され、準決勝と決勝は12月上旬にラスベガスで開催される。
これは2025年に契約が満了する放映権に関して、新たな巨額契約を狙う目的もあるようで、ここ数年はNBAチームを拡大させる案も囁かれている。
そんななか、7月25日(日本時間26日)に、2000年代にオーランド・マジックやヒューストン・ロケッツなどで活躍したトレイシー・マッグレディのインタビューが公開された。
現役時代、"Tマック"の愛称で親しまれたマッグレディは「新しいチームを2つ設けるならどこがいい?」という問いに対し、2007年にNBAオールスターが行なわれたラスベガスを挙げていた。
「この3年間、自分が聞いてきたのは、ラスベガスにエクスパンションチームが創設され、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がオーナーになるというものだ。彼のチームができるんだ。僕はそのことをリーグのいくつかのチャンネルで耳にしたよ」
昨年6月にレブロンは、自身がホストを務めるトーク番組『The Shop: Uninterrupted』で、「俺は球団を所有したい。ベガスに球団が欲しいんだ」と構想を語っていた。
現在ラスベガスを本拠地とするプロスポーツチームはNHLのゴールデンナイツ(2017年創設)、NFLのレイダース(2020年にオークランドから移転)、WNBAのエーシズ(2018年にサンアントニオから移転)がおり、来年にはMLBオークランド・アスレチックスの移転が予定されている。
バスケットボールでは毎年サマーリーグが開催されているほか、アメリカ代表チームが国際大会に向けたトレーニングキャンプを行なう場所としても知られる。近年、スポーツチームの参入や勧誘に力を入れている"シンシティ"に新たなNBA球団が誕生すれば、ビジネス面でも大きな注目を浴びることだろう。
マッグレディはもうひとつの都市に、かつてNBAチームを置いていたシアトル(シアトル・スーパーソニックス/現オクラホマシティ・サンダー)をセレクト。
「シアトルだね。それによって、ニューオリンズ(ペリカンズ)はイースタン・カンファレンスへ移ることになると思う。僕はシアトルが大好きなんだ。あの街を愛している。それにキー・アリーナでいくつか最高の試合をしたから、あの会場も大好きだった」
ソニックスは1967-68から2007-08シーズンまでシアトルを本拠地としたチームで、ゲイリー・ペイトンやショーン・ケンプ、デニス・ジョンソン、ジャック・シクマなどが在籍した。
また、ケビン・デュラント(現サンズ)もルーキー時代にプレー。本人は『CNBC』のインタビューでシアトルにバスケットボールチームを戻すのが夢だと明かし、「シアトルは理想的な場所だ。彼らは再びチームを持つのに値する」と語っていた。
シアトルに愛着を持つ選手はデュラントをはじめ、現役・OBを問わず多くいることから、NBAチームを新設することは選手からも大歓迎されるに違いない。
2025年に放映権満了を迎えるNBAにとって、インシーズン・トーナメントが初開催される今季は、これまで以上にビジネス面においても重要なシーズンになりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「第4クォーターに入ると得意なスポットへ行ってしまう」守備の名手プリンスが語るレブロンとコビーの特徴<DUNKSHOOT>
レブロンは「数字を追い求めたことがない唯一のスター」。元選手のアリナスが主張「自分のことだけに集中したら平均40点は軽い」<DUNKSHOOT>
これは2025年に契約が満了する放映権に関して、新たな巨額契約を狙う目的もあるようで、ここ数年はNBAチームを拡大させる案も囁かれている。
そんななか、7月25日(日本時間26日)に、2000年代にオーランド・マジックやヒューストン・ロケッツなどで活躍したトレイシー・マッグレディのインタビューが公開された。
現役時代、"Tマック"の愛称で親しまれたマッグレディは「新しいチームを2つ設けるならどこがいい?」という問いに対し、2007年にNBAオールスターが行なわれたラスベガスを挙げていた。
「この3年間、自分が聞いてきたのは、ラスベガスにエクスパンションチームが創設され、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がオーナーになるというものだ。彼のチームができるんだ。僕はそのことをリーグのいくつかのチャンネルで耳にしたよ」
昨年6月にレブロンは、自身がホストを務めるトーク番組『The Shop: Uninterrupted』で、「俺は球団を所有したい。ベガスに球団が欲しいんだ」と構想を語っていた。
現在ラスベガスを本拠地とするプロスポーツチームはNHLのゴールデンナイツ(2017年創設)、NFLのレイダース(2020年にオークランドから移転)、WNBAのエーシズ(2018年にサンアントニオから移転)がおり、来年にはMLBオークランド・アスレチックスの移転が予定されている。
バスケットボールでは毎年サマーリーグが開催されているほか、アメリカ代表チームが国際大会に向けたトレーニングキャンプを行なう場所としても知られる。近年、スポーツチームの参入や勧誘に力を入れている"シンシティ"に新たなNBA球団が誕生すれば、ビジネス面でも大きな注目を浴びることだろう。
マッグレディはもうひとつの都市に、かつてNBAチームを置いていたシアトル(シアトル・スーパーソニックス/現オクラホマシティ・サンダー)をセレクト。
「シアトルだね。それによって、ニューオリンズ(ペリカンズ)はイースタン・カンファレンスへ移ることになると思う。僕はシアトルが大好きなんだ。あの街を愛している。それにキー・アリーナでいくつか最高の試合をしたから、あの会場も大好きだった」
ソニックスは1967-68から2007-08シーズンまでシアトルを本拠地としたチームで、ゲイリー・ペイトンやショーン・ケンプ、デニス・ジョンソン、ジャック・シクマなどが在籍した。
また、ケビン・デュラント(現サンズ)もルーキー時代にプレー。本人は『CNBC』のインタビューでシアトルにバスケットボールチームを戻すのが夢だと明かし、「シアトルは理想的な場所だ。彼らは再びチームを持つのに値する」と語っていた。
シアトルに愛着を持つ選手はデュラントをはじめ、現役・OBを問わず多くいることから、NBAチームを新設することは選手からも大歓迎されるに違いない。
2025年に放映権満了を迎えるNBAにとって、インシーズン・トーナメントが初開催される今季は、これまで以上にビジネス面においても重要なシーズンになりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「第4クォーターに入ると得意なスポットへ行ってしまう」守備の名手プリンスが語るレブロンとコビーの特徴<DUNKSHOOT>
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