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「クリス・ポールを加えることができたのは贅沢なこと」。ウォリアーズ指揮官が大ベテラン獲得に言及「チームにとって最高の補強」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.08.06

PGとして現役最高クラスの実績を誇るポールがウォリアーズに加入。起用法に注目が集まる。(C)Getty Images

 現在、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、アメリカ代表の指揮官として8月25日に開幕する「FIBAバスケットボールワールドカップ」に向けたトレーニングキャンプに臨んでいる。

 アメリカ代表は2019年に中国で開催された前回大会で7位に終わっており、今回は2大会ぶりの王座奪還を目指す舞台。チームは7日のプエルトリコ戦を皮切りに、計5試合のエキシビションゲームが組まれており、25日から始まるワールドカップ本戦ではフィリピンのマニラへ乗り込んで戦うこととなる。

 そうしたなか、キャンプ2日目を終えたカーHCは、今季のウォリアーズの先発陣について米スポーツ専門局『ESPN』へ「トレーニングキャンプから最初の試合まで3週間を要する。我々はあらゆる種類の組み合わせを見ていく」と語った。

 ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのビッグ3が健在で、その周囲をアンドリュー・ウィギンズ、ケボン・ルーニー、ゲイリー・ペイトン二世、ジョナサン・クミンガ、モーゼス・ムーディーら2022年の優勝メンバーが囲むウォリアーズ。

 そのうち、カリー、トンプソン、グリーン、ウィギンズの先発起用は確実視されているが、残る1人にセンターのルーニー、または新加入のクリス・ポールのどちらをスターターとして起用するかが話題になってきた。
 
 特にキャリア18年を誇るポールは、これまでレギュラーシーズン通算1214試合、プレーオフ通算149試合すべてで先発を務めてきた大ベテラン。新シーズンの日程はまだ発表されていないものの、北米以外でのプレシーズンゲームが組まれていないウォリアーズは10月3日からトレーニングキャンプがスタートし、24日にシーズン開幕となる。

 38歳のポールを先発起用するかどうか、指揮官は明言こそしなかったが、現状についてこう話していた。

「最も重要な要素、それは彼ら(ポールを含めた主力陣)が多くの時間に出場すること。このグループにクリス・ポールを加えることができたのは贅沢なことで、本当にラッキーだ。彼はバスケットボールというゲームにおいて強力な競争心を持つ選手のひとりで、偉大なポイントガードのひとりでもある。彼の加入はこのチームにとって最高の補強だと私は見ている」
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指揮官の大きな期待「クリスはその点を解決してくれるだろう」