NBA

“新生セルティックス”の始動が待ちきれないテイタム「新たなシーズンを楽しみにしている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.08.14

殿堂入り式典に出席したテイタムは「新シーズンが楽しみ」と意気込みを語った。(C)Getty Images

 現地時間8月12日(日本時間13日、日付は以下同)、マサチューセッツ州スプリングフィールドのシンフォニー・ホールで、今年のバスケットボール殿堂入り式典が開催。計11人と1チームが殿堂入りを飾った。

 この日、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムが式典に出席。地元メディア『Boston Globe』によると25歳のオールスターフォワードは、ドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)へのサプライズゲストとして参加したという。

 ウェイドをサポートし、リスペクトしてきたテイタムは、キャリア6年目となった昨季にキャリアハイかつセルティックスの球団史上最高となる平均30.1点に8.8リバウンド、4.6アシスト、1.1スティールをマーク。4年連続4度目となったオールスターゲームでは、史上最多の55得点に10リバウンド、6アシストを叩き出してMVPに選ばれた。

 チームはイースタン・カンファレンス・ファイナルでヒート相手に3連敗スタートから3連勝を飾るも、第7戦に敗れたことで2年連続のファイナル進出はならず。それでも、テイタムは2年続けてオールNBA1stチーム入りと、リーグトップレベルの選手としての地位を確立した。
 
 昨季を終え、セルティックスはマーカス・スマートがメンフィス・グリズリーズへ、ダニーロ・ガリナーリとマイク・マスカーラがワシントン・ウィザーズへ、グラント・ウィリアムズがダラス・マーベリックスへ移籍。

 だが、ウィザーズから平均20点以上が見込める221cmのクリスタプス・ポルジンギスを獲得。さらにウイングにオシュー・ブリセットと新人ジョーダン・ウォルシュ、ガードにはダラーノ・バントンを加えており、依然として豪華戦力を有している。

 今夏チームが見せた動きに、テイタムは好感触を得ており、新たなシーズンに向けて同メディアへ次のように語った。

「新しい1年だからね。僕は新たなシーズンをいつも楽しみにしている。まったく新たな機会のようなものなんだ。自分たちに何ができるかを把握することは楽しみだし、スタートするまであと数か月ある。あともう少し夏を満喫するけど、もうすぐそこまできている」
 
NEXT
PAGE
2026年にボストンでの球宴開催を「ぜひ実現させたい」とオーナー