8月30日、アメリカ代表は「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」のグループフェーズ ファーストラウンド最終戦でヨルダン代表に110-62で大勝。3戦全勝でグループC首位としてセカンドラウンドへ臨むこととなった。
グループCとDの会場はフィリピンのマニラにあるモール・オブ・アジア・アリーナ。ファイナルフェーズとなる準々決勝以降も同会場で行なわれるため、今後も同じ環境で戦えることはメリットと言えるだろう。
この試合、ヨルダンは“左利きのコビー”ことロンデイ・ホリス・ジェファーソンが20得点、7リバウンド、3アシスト、3スティールと奮闘。しかし、アメリカはアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が18分46秒の出場でゲームハイの22得点に8リバウンド、4アシスト、さらにボビー・ポーティス(ミルウォーキー・バックス)が13得点、6リバウンド、3スティール、ジャレン・ジャクソンJr.(メンフィス・グリズリーズ)が12得点、6リバウンド、2ブロック、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)が10得点、4アシストをあげて2桁得点を叩き出して圧勝した。
過去2戦でアメリカはブランソン、エドワーズ、ミケル・ブリッジズ(ブルックリン・ネッツ)、ジャクソンJr.、ブランドン・イングラム(ニューオリンズ・ペリカンズ)が先発を務めていたが、ヨルダン戦ではイングラムに代えてジョシュ・ハート(ニックス)をスタートで起用。
28日のギリシャ戦で6得点、11リバウンド、5アシストを残したハートは、ヨルダン戦では2得点に終わったものの、12リバウンド、3アシスト、1スティールとロールプレーヤーとして見事な働きを披露した。
先発変更について、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)はこう話していた。
「我々はいくつか違う布陣を見てみたかったんだ。FIBA(国際大会)で難しいのは、ほんの数週間しか自分たちのチームを理解していく時間がないこと。NBAのシーズンでは6、7、8か月あるけどね。そこで我々は、ジョシュを先発組、ブランドンを次のグループに入れて、どのようにフィットするかを見たんだ。それが重要だった。
私としては気に入ったよ。確かに、試合は競り合う展開ではなかった。だが両方のグループでいい流れが見れた」
イングラムは2試合で平均3.5点、2.5リバウンド、2.5アシストと精彩を欠いていたが、控え起用となったヨルダン戦では7得点、2リバウンド、5アシストとまずまずの数字を残している。
エキシビジョンゲームも合わせて、アメリカはここまで8戦負けなし。9月1日のセカンドラウンド初戦では、グループDを2位(2勝1敗)で通過した、ニコラ・ヴュチェビッチ(シカゴ・ブルズ)が所属するモンテネグロ代表と対戦する。
今後もアメリカの試行錯誤は続くだろうが、勝利を重ねつつ、チームの成熟度を高めていきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「選手の個性が強烈でいつも楽しかった」元アメリカ代表のヒルが1996年の五輪を回想<DUNKSHOOT>
グループCとDの会場はフィリピンのマニラにあるモール・オブ・アジア・アリーナ。ファイナルフェーズとなる準々決勝以降も同会場で行なわれるため、今後も同じ環境で戦えることはメリットと言えるだろう。
この試合、ヨルダンは“左利きのコビー”ことロンデイ・ホリス・ジェファーソンが20得点、7リバウンド、3アシスト、3スティールと奮闘。しかし、アメリカはアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が18分46秒の出場でゲームハイの22得点に8リバウンド、4アシスト、さらにボビー・ポーティス(ミルウォーキー・バックス)が13得点、6リバウンド、3スティール、ジャレン・ジャクソンJr.(メンフィス・グリズリーズ)が12得点、6リバウンド、2ブロック、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)が10得点、4アシストをあげて2桁得点を叩き出して圧勝した。
過去2戦でアメリカはブランソン、エドワーズ、ミケル・ブリッジズ(ブルックリン・ネッツ)、ジャクソンJr.、ブランドン・イングラム(ニューオリンズ・ペリカンズ)が先発を務めていたが、ヨルダン戦ではイングラムに代えてジョシュ・ハート(ニックス)をスタートで起用。
28日のギリシャ戦で6得点、11リバウンド、5アシストを残したハートは、ヨルダン戦では2得点に終わったものの、12リバウンド、3アシスト、1スティールとロールプレーヤーとして見事な働きを披露した。
先発変更について、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)はこう話していた。
「我々はいくつか違う布陣を見てみたかったんだ。FIBA(国際大会)で難しいのは、ほんの数週間しか自分たちのチームを理解していく時間がないこと。NBAのシーズンでは6、7、8か月あるけどね。そこで我々は、ジョシュを先発組、ブランドンを次のグループに入れて、どのようにフィットするかを見たんだ。それが重要だった。
私としては気に入ったよ。確かに、試合は競り合う展開ではなかった。だが両方のグループでいい流れが見れた」
イングラムは2試合で平均3.5点、2.5リバウンド、2.5アシストと精彩を欠いていたが、控え起用となったヨルダン戦では7得点、2リバウンド、5アシストとまずまずの数字を残している。
エキシビジョンゲームも合わせて、アメリカはここまで8戦負けなし。9月1日のセカンドラウンド初戦では、グループDを2位(2勝1敗)で通過した、ニコラ・ヴュチェビッチ(シカゴ・ブルズ)が所属するモンテネグロ代表と対戦する。
今後もアメリカの試行錯誤は続くだろうが、勝利を重ねつつ、チームの成熟度を高めていきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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