バスケW杯

【バスケW杯】アメリカ代表がリトアニアに敗れる。エドワーズがゲームハイの35得点も、リバウンドで圧倒され今大会初黒星<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.09.04

エドワーズ(右)は35得点を奪ったが、アメリカはリトアニアの高さとチーム力に対応できず、今大会初黒星を喫した。(C)Getty Images

 9月3日、FIBAバスケットボールワールドカップ2023のグループフェーズ・セカンドラウンド3日目、アメリカ代表とリトアニア代表の試合がフィリピンのモール・オブ・アジア・アリーナで開催された。

 すでに両チームは準々決勝進出が決定。勝った方がグループJの首位の座を獲得する1戦は、第1クォーターに31-12とスタートダッシュに成功し、最大21点差をつけたFIBAランキング8位のリトアニアが、NBA選手擁する同2位のアメリカに110-104で勝利を収めた。

 リトアニアは15得点のヴァイダス・カリニアウスカス、14得点のミンダウガス・クズミンスカス、12得点のヨナス・ヴァランチュナスなど、計7人が2桁得点とバランスの取れた攻撃を展開。3ポイントを成功率56%(14/25)と高確率で決めたほか、先発3人が206㎝というビッグラインナップが抜群の威力を発揮し、リバウンドで43-26(オフェンシブ・リバウンドは18-9)とアメリカを圧倒した。
 
 一方のアメリカはアンソニー・エドワーズがゲームハイの35得点、ジェイレン・ブランソンが14得点、7アシスト、ミケル・ブリッジズが14得点、ブランドン・イングラムが10得点を記録。

 しかし、センターのジャレン・ジャクソンJr.はファウルトラブルでわずか3得点、1リバウンドにとどまり、第4クォーター終盤にファウルアウト。この試合まで平均7.3リバウンドを奪い、3試合連続で先発に起用されたジョシュ・ハートは相手の高さに苦しみ、2リバウンドと仕事をさせてもらえなかった。

 アメリカは17点ビハインドで迎えた第3クォーターに15-2のランを仕掛け、クォーター終盤に4点差まで詰め寄ったが、追いつくまでには至らず。リトアニアは相手に流れが傾きそうな場面や、重要な局面で確実にショットを決め続け、アメリカに今大会初黒星をつけた。

 これにより、5日からスタートする準々決勝でリトアニアはFIBAランキング6位のセルビア、アメリカは同10位のイタリアと対戦することになった。

構成●ダンクシュート編集部

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