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バスケW杯

【バスケW杯】「これまでよりもずっといいシェイプ」スロベニアの同僚が主砲ドンチッチのコンディションを称賛<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.09.06

ここまでドンチッチは大会トップの平均26.4点に7.4リバウンド、6.8アシスト、2.4スティールを記録。初のメダル獲得を狙うスロベニアを文字通り牽引している。(C)Getty Images

ここまでドンチッチは大会トップの平均26.4点に7.4リバウンド、6.8アシスト、2.4スティールを記録。初のメダル獲得を狙うスロベニアを文字通り牽引している。(C)Getty Images

 8月25日に幕を開けたFIBAバスケットボールワールドカップ2023は、9月5日から決勝トーナメントがスタート。フィリピンのマニラにあるモール・オブ・アジア・アリーナで開催された準々決勝は、セルビア代表とアメリカ代表がそれぞれリトアニア代表、イタリア代表を撃破し、準決勝進出を決めた。

 6日にはドイツ代表とラトビア代表(①)、カナダ代表とスロベニア代表(②)による準々決勝が行なわれ、①の勝者がアメリカ、②の勝者がセルビアとファイナル進出をかけた準決勝へ駒を進めることとなる。

 FIBAランキング7位のスロベニアは、ドイツ戦こそ落としたものの、ここまで4勝1敗と順調に勝ち続けており、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)が大会トップの平均26.4点に7.4リバウンド、6.8アシスト、2.4スティールと見事なパフォーマンスを披露している。

 カナダとの準々決勝では、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)とドンチッチという、昨季オールNBA1stチームに名を連ねたリーグ最高級のガード対決が実現する。

 アメリカ出身で2021年にスロベニアに帰化したセンターのマイク・トビーは、今大会の優勝候補の一角に挙げられるカナダとの一戦について『EuroHoops.net』に次のように語っていた。
 
「カナダがすごいチームなのは僕らも知っている。彼らはここまで素晴らしいトーナメントを送ってきた。経験豊富な選手たちもいるし、NBAでプレーするビッグネームたちもいるからね。

 僕らもワクワクしている。ここからは負ければ終わりの展開だからね。僕らは自分たちのすべてをコートへ持ち込んでいくよ。僕たちは勝つためにここへやって来た。僕らだってすごいチームなんだ。トーナメントでこのチームはどこが相手だろうと競い合えることを示してきた。どんなことだって起こり得るのさ」

 またトビーは、NBAのマブズで主軸としてプレーしつつ、オフには毎年のように代表チームに参加する同僚のドンチッチの姿勢に感心していた。

「見ていてフレッシュかつコンディションもいい。彼はこの夏に以前よりも真剣に自分の身体をうまくケアしていると思う。これまでよりもずっといいシェイプになっている。僕は彼の持つプロフェッショナリズムがそうさせたんだと見ている」

 キャプテンとしてチームを引っ張るドンチッチを中心に、スロベニアはワールドカップで初のメダルを勝ち取ることができるのか要注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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