日本バスケの救世主に熱い視線が注がれている。
去る9月2日、沖縄で開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の順位決定戦で、日本代表はカーボベルデに80-71の快勝を収めた。大会通算成績を3勝2敗とし、アジア最上位が確定。来年のパリ五輪出場権を獲得した。
自力での五輪切符は1976年モントリオール五輪以来、実に48年ぶり。アカツキジャパンの快挙に日本列島は大きく沸いた。チーム唯一のNBAプレーヤーであり、大黒柱の渡邊雄太、河村勇輝と富永啓生の“22歳コンビ”の躍動もさることながら、この男の貢献度も計り知れない。身長208センチを誇るビッグマン、ジョシュ・ホーキンソンだ。
チームメイトから「鷹ちゃん」の愛称で親しまれる28歳は、大学卒業後に米国西部のシアトルから名古屋へ渡り、Bリーグで長くプレー。今年2月に日本国籍を取得し、W杯の代表メンバーに選出された。
W杯準々決勝が終わった時点で平均得点21.0(大会7位)、2ポイント成功率は73.5%(同1位)、平均リバウンド10.8(同2位)という数字を見てわかるように、チーム内での貢献度はピカイチ。五輪切符を手にしたカーボベルデ戦では、40分フル出場。29得点、7リバウンド、4アシスト、4ブロックと大車輪の活躍を見せて勝利に貢献した。なかでも、第4クォーター終盤にはダメ押しの3ポイントを決めると、テレビ中継の実況アナウンサーは「本当に、この男がニッポンにいて良かった!」と絶叫。それほど、日本の快進撃の最大の功労者と言っても過言ではなかった。
今大会、そうしたワールドクラスの活躍を見せた“鷹ちゃん”には、海外メディアも驚きを隠せないようだ。米国のバスケットボール専門サイト『HoopsHype』は「W杯のトップ30選手のグローバルレーティング(9月5日時点)」を発表。現役のNBAガードがトップ5に名を連ねるなか、日本のホーキンソンが6位にランクインされた。
レーティング1位には、NBAを代表するスタープレーヤーでスロベニアの主将を担うルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)。以下、世界ランクトップのスペインを破り、パリ五輪切符を獲得したカナダのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、2大会ぶりに準決勝進出を果たしたセルビアのボグダン・ボグダノビッチ(アトランタ・ホークス)など、そうそうたる顔ぶれが続く。
NBAのトップで活躍するプレーヤーが揃うなか、同メディアは日本のホーキンソンについて「アジアでそのキャリアを築き、アンタッチャブルな存在になりつつある」と絶賛の声を寄せる。ゆえに「この大会でのリバウンドリーダーであり、日本にとって足りなかったパワーとインサイドで、大きな存在感をもたらした」と日の丸に不可欠な存在だと評している。
そのほかドイツ不動の司令塔デニス・シュルーダー(トロント・ラプターズ)、南スーダンを初めてオリンピックに導いたカルリク・ジョーンズ(シカゴ・ブルズ)が上位に入っている。
W杯でその名を轟かせた日本のビッグマンは、プロバスケットボールの最高峰NBAの識者らも無視できない存在になりつつある。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】48年ぶり自力での五輪出場決定!|カーボベルデ戦の激闘をチェック
【画像】“鷹ちゃん”以外は全員NBAプレーヤー!? 米専門サイトが発表したレーティング
【関連記事】「世界のバスケファンのハートを掴んだ!」「日本の英雄」河村勇輝の“超絶プレー”に欧州メディア熱視線! 元NBAスターも虜【バスケW杯】
去る9月2日、沖縄で開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の順位決定戦で、日本代表はカーボベルデに80-71の快勝を収めた。大会通算成績を3勝2敗とし、アジア最上位が確定。来年のパリ五輪出場権を獲得した。
自力での五輪切符は1976年モントリオール五輪以来、実に48年ぶり。アカツキジャパンの快挙に日本列島は大きく沸いた。チーム唯一のNBAプレーヤーであり、大黒柱の渡邊雄太、河村勇輝と富永啓生の“22歳コンビ”の躍動もさることながら、この男の貢献度も計り知れない。身長208センチを誇るビッグマン、ジョシュ・ホーキンソンだ。
チームメイトから「鷹ちゃん」の愛称で親しまれる28歳は、大学卒業後に米国西部のシアトルから名古屋へ渡り、Bリーグで長くプレー。今年2月に日本国籍を取得し、W杯の代表メンバーに選出された。
W杯準々決勝が終わった時点で平均得点21.0(大会7位)、2ポイント成功率は73.5%(同1位)、平均リバウンド10.8(同2位)という数字を見てわかるように、チーム内での貢献度はピカイチ。五輪切符を手にしたカーボベルデ戦では、40分フル出場。29得点、7リバウンド、4アシスト、4ブロックと大車輪の活躍を見せて勝利に貢献した。なかでも、第4クォーター終盤にはダメ押しの3ポイントを決めると、テレビ中継の実況アナウンサーは「本当に、この男がニッポンにいて良かった!」と絶叫。それほど、日本の快進撃の最大の功労者と言っても過言ではなかった。
今大会、そうしたワールドクラスの活躍を見せた“鷹ちゃん”には、海外メディアも驚きを隠せないようだ。米国のバスケットボール専門サイト『HoopsHype』は「W杯のトップ30選手のグローバルレーティング(9月5日時点)」を発表。現役のNBAガードがトップ5に名を連ねるなか、日本のホーキンソンが6位にランクインされた。
レーティング1位には、NBAを代表するスタープレーヤーでスロベニアの主将を担うルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)。以下、世界ランクトップのスペインを破り、パリ五輪切符を獲得したカナダのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、2大会ぶりに準決勝進出を果たしたセルビアのボグダン・ボグダノビッチ(アトランタ・ホークス)など、そうそうたる顔ぶれが続く。
NBAのトップで活躍するプレーヤーが揃うなか、同メディアは日本のホーキンソンについて「アジアでそのキャリアを築き、アンタッチャブルな存在になりつつある」と絶賛の声を寄せる。ゆえに「この大会でのリバウンドリーダーであり、日本にとって足りなかったパワーとインサイドで、大きな存在感をもたらした」と日の丸に不可欠な存在だと評している。
そのほかドイツ不動の司令塔デニス・シュルーダー(トロント・ラプターズ)、南スーダンを初めてオリンピックに導いたカルリク・ジョーンズ(シカゴ・ブルズ)が上位に入っている。
W杯でその名を轟かせた日本のビッグマンは、プロバスケットボールの最高峰NBAの識者らも無視できない存在になりつつある。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】48年ぶり自力での五輪出場決定!|カーボベルデ戦の激闘をチェック
【画像】“鷹ちゃん”以外は全員NBAプレーヤー!? 米専門サイトが発表したレーティング
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