現地時間9月11日(日本時間12日)、米スポーツ専門メディア『The Athletic』が、アメリカ出身のNBA選手たちが早くも「2024年パリオリンピック」に向けて始動していると報じた。
アメリカは今年の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で4位に終わり、2019年(7位)に続いて2大会連続でメダル獲得を逃した。これは大会の名称が世界選手権だった1963、67、70年の3大会連続に続く、同国史上2度目の屈辱となった。
オリンピック5連覇を見据えるアメリカは、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が来年のパリ五輪出場の準備ができており、再びアメリカ代表でプレーすることに強い関心を示しているという。
レブロンはNBAのスター選手たちにも声をかけており、現時点でステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)、アンソニー・デイビス(レイカーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)も出場をコミットする準備が整っているようだ。
さらにデビン・ブッカー(サンズ)、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ディアロン・フォックス(サクラメント・キングス)、カイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)も出場を検討しており、『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者はクリス・ポール(ウォリアーズ)も出場に前向きと報じている。
このなかで、2021年の東京オリンピックを経験したのはデュラント、テイタム、グリーン、ブッカー、リラードの5選手。デイビスとグリーンが並ぶフロントコートは実績こそあるものの、上記の選手たちでロスターを形成した場合、ビッグマンの頭数が不足してしまう。
国際大会で頂点に立つにはビッグマンの存在が不可欠。そのため、東京五輪メンバーのバム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)、今年のW杯に出場したジャレン・ジャクソンJr.(メンフィス・グリズリーズ)、あるいはブルック・ロペス(ミルウォーキー・バックス)、エバン・モーブリー(クリーブランド・キャバリアーズ)といったセンターを加えたいところ。
もちろん、現時点で彼らがオリンピック出場をコミットしたとしても、最終的にロスターを選定するのはマネージングディレクターのグラント・ヒル、ゼネラルマネージャーのショーン・フォード、指揮官のスティーブ・カーの3人だけに、ロスター構想はあくまで机上の空論に過ぎない。
ただ、W杯のアメリカ敗退直後にレブロンがオリンピック出場へ向けて前向きな姿勢を見せている点はポジティブな要素だ。そこに東京オリンピックで金メダル獲得の立役者となったデュラント、そしてNBA最高のシューターであるカリーが加われば、アメリカはスーパースター軍団として世界中を席巻するのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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さらにデビン・ブッカー(サンズ)、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ディアロン・フォックス(サクラメント・キングス)、カイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)も出場を検討しており、『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者はクリス・ポール(ウォリアーズ)も出場に前向きと報じている。
このなかで、2021年の東京オリンピックを経験したのはデュラント、テイタム、グリーン、ブッカー、リラードの5選手。デイビスとグリーンが並ぶフロントコートは実績こそあるものの、上記の選手たちでロスターを形成した場合、ビッグマンの頭数が不足してしまう。
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もちろん、現時点で彼らがオリンピック出場をコミットしたとしても、最終的にロスターを選定するのはマネージングディレクターのグラント・ヒル、ゼネラルマネージャーのショーン・フォード、指揮官のスティーブ・カーの3人だけに、ロスター構想はあくまで机上の空論に過ぎない。
ただ、W杯のアメリカ敗退直後にレブロンがオリンピック出場へ向けて前向きな姿勢を見せている点はポジティブな要素だ。そこに東京オリンピックで金メダル獲得の立役者となったデュラント、そしてNBA最高のシューターであるカリーが加われば、アメリカはスーパースター軍団として世界中を席巻するのではないだろうか。
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