現地時間10月８日（日本時間９日）、敵地リトル・シーザーズ・アリーナで行なわれたデトロイト・ピストンズとのプレシーズンゲーム初戦で、フェニックス・サンズの渡邊雄太が“新天地デビュー”を飾った。

　渡邊は第１クォーター残り３分59秒、ケビン・デュラントに代わってコートインすると、残り２分39秒、デビン・ブッカーからのアシストを受け、得意の左コーナーから３ポイントをヒット。さらに残り２分からのオフェンスではハンドラー役を任され、エリック・ゴードンとのハンドオフプレーから左エルボー付近でプルアップジャンパーを沈めてみせた。

　後半に入ると、第３クォーター残り10分にはトランジションから的確なアシストでグレイソン・アレンの３ポイントをお膳立て。その30秒後には、アレンからお返しとばかりにアシストを受け、左コーナーからこの日２本目の長距離砲を沈めた。
  　オーバータイムでもコートに立った渡邊は、残り３分にマークマンのコンタクトを受けながらもランニングジャンパーに成功。そのほか、試合を通じて果敢なルーズボールダイブやリバウンド、足を動かした好ディフェンスにショットコンテストなど、随所に“らしさ”が出たプレーを披露した。

　最終的なスタッツは、30分24秒のプレータイムで10得点（フィールドゴール４／９、３ポイント２／６）、５リバウンド、１アシスト、２スティール、２ターンオーバーに４ファウル。出場時間はチームトップで、130－126で延長戦を制しての勝利に大きく貢献した。

　サンズの次戦は10日、本拠地フットプリント・センターでデンバー・ナゲッツと対戦する。フェニックスのファンの前で、昨季王者相手にもこの日のような積極果敢なプレーを見せ、新シーズンに向けて仕上げてほしいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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