現地時間10月11日のプレシーズン3戦目、ロサンゼルス・レイカーズはカリフォルニア州アナハイムにあるホンダ・センターでサクラメント・キングスと対戦。レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、オースティン・リーブスの主軸3人が欠場したが、最大18点ものリードを手にし、最終スコア109-101で勝利を収めた。
プレシーズンゲームは勝敗よりも、開幕に向けて選手たちのコンディションや相性、組み合わせなどをチェックする意味合いが強い。
昨季はマイアミ・ヒートでファイナルまで勝ち上がり、今季からレイカーズでプレーするゲイブ・ヴィンセントはこう話す。
「いつだって勝つことはいいこと。でもすべてはプロセスなんだ。特に今はプレシーズンの段階だからね。僕らは正しい方向へ向かっている。そこには自分たちでフォーカスし、磨いていることもある」
この試合、レイカーズはディアンジェロ・ラッセルがゲームハイの21得点、8アシスト、ヴィンセントが4本の3ポイントを含む18得点と先発バックコートコンビが躍動。さらにトーリアン・プリンスが13得点、7リバウンド、2スティール、八村塁が13得点、6リバウンド、途中出場のクリスチャン・ウッドも13得点、4リバウンドと、フロントコート陣の層の厚さも光った。
レイカーズのプレシーズンは残り3試合。すでにラッセル、リーブス、レブロン、デイビスの先発起用は確定していると見られるなか、“最後の1人”が誰になるのかが注目されている。
候補の筆頭はジャレッド・ヴァンダービルト。203cm・97kgのフォワードはディフェンスを売りとし、相手のウイングからガードまでカバー可能、オフェンス志向が強い4選手とのバランスを考慮すれば妥当なチョイスだろう。
その対抗馬として挙がるのが八村だ。203cm・104kgの日本人フォワードは、プレシーズン3試合で平均14.7点、6.0リバウンドにフィールドゴール成功率50%、3ポイント成功率40%(平均1.3本成功)をマーク。オフにはレブロンとワークアウトをともにするなど、期待は高まっている。
新加入のプリンスも先発候補に名乗りを上げている。キャリア通算の3ポイント成功率は37.2%と3人のなかではベストなシューターで、守備では複数のポジションに対応できる。プレシーズンでも平均9.3点、3.0リバウンド、1.0スティールにフィールドゴール成功率52.4%、3ポイント成功率38.5%(平均1.7本成功)と、上々の数字を残している。
レギュラーシーズンは約6か月間という長丁場。シーズンを通じて先発を固定できればチーム力やケミストリーは高まるが、12月に39歳となるレブロンの健康状態を考慮すると、チームは彼の出場時間を抑えるだけでなく、休養を与えて選手層の厚いフォワード陣を積極的に起用していく可能性がある。
ほかにも新加入のヴィンセントやウッド、キャム・レディッシュ、ジャクソン・ヘイズら実力者が控えているとはいえ、全体のバランスを考えるなら、八村をシックスマンでセカンドユニットの得点源として起用する選択肢が有効に考えられる。
はたして、就任2年目のダービン・ハムHCはどんな決断を下すのか。13日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦、15日のミルウォーキー・バックス戦、19日のフェニックス・サンズ戦で、どのような戦いが見られるか注目したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
「完全に師匠と弟子!」八村塁とレブロンの連続投稿にファン感激。指揮官も証言「ルイを『俺の代役』と呼ぶように」<DUNKSHOOT>
【PHOTO】NBA開幕まであと少し!八村塁、レブロンらを擁するレイカーズが新シーズンに向けメディアデーに臨む!
プレシーズンゲームは勝敗よりも、開幕に向けて選手たちのコンディションや相性、組み合わせなどをチェックする意味合いが強い。
昨季はマイアミ・ヒートでファイナルまで勝ち上がり、今季からレイカーズでプレーするゲイブ・ヴィンセントはこう話す。
「いつだって勝つことはいいこと。でもすべてはプロセスなんだ。特に今はプレシーズンの段階だからね。僕らは正しい方向へ向かっている。そこには自分たちでフォーカスし、磨いていることもある」
この試合、レイカーズはディアンジェロ・ラッセルがゲームハイの21得点、8アシスト、ヴィンセントが4本の3ポイントを含む18得点と先発バックコートコンビが躍動。さらにトーリアン・プリンスが13得点、7リバウンド、2スティール、八村塁が13得点、6リバウンド、途中出場のクリスチャン・ウッドも13得点、4リバウンドと、フロントコート陣の層の厚さも光った。
レイカーズのプレシーズンは残り3試合。すでにラッセル、リーブス、レブロン、デイビスの先発起用は確定していると見られるなか、“最後の1人”が誰になるのかが注目されている。
候補の筆頭はジャレッド・ヴァンダービルト。203cm・97kgのフォワードはディフェンスを売りとし、相手のウイングからガードまでカバー可能、オフェンス志向が強い4選手とのバランスを考慮すれば妥当なチョイスだろう。
その対抗馬として挙がるのが八村だ。203cm・104kgの日本人フォワードは、プレシーズン3試合で平均14.7点、6.0リバウンドにフィールドゴール成功率50%、3ポイント成功率40%(平均1.3本成功)をマーク。オフにはレブロンとワークアウトをともにするなど、期待は高まっている。
新加入のプリンスも先発候補に名乗りを上げている。キャリア通算の3ポイント成功率は37.2%と3人のなかではベストなシューターで、守備では複数のポジションに対応できる。プレシーズンでも平均9.3点、3.0リバウンド、1.0スティールにフィールドゴール成功率52.4%、3ポイント成功率38.5%(平均1.7本成功)と、上々の数字を残している。
レギュラーシーズンは約6か月間という長丁場。シーズンを通じて先発を固定できればチーム力やケミストリーは高まるが、12月に39歳となるレブロンの健康状態を考慮すると、チームは彼の出場時間を抑えるだけでなく、休養を与えて選手層の厚いフォワード陣を積極的に起用していく可能性がある。
ほかにも新加入のヴィンセントやウッド、キャム・レディッシュ、ジャクソン・ヘイズら実力者が控えているとはいえ、全体のバランスを考えるなら、八村をシックスマンでセカンドユニットの得点源として起用する選択肢が有効に考えられる。
はたして、就任2年目のダービン・ハムHCはどんな決断を下すのか。13日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦、15日のミルウォーキー・バックス戦、19日のフェニックス・サンズ戦で、どのような戦いが見られるか注目したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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