専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「いい習慣が身についている」ラッセルが守備力の向上に手応え。八村塁も「よりアグレッシブになっています」と感心<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.10.14

八村は弱点克服に励むラッセル(左)の姿勢に感心していた。(C)Getty Images

八村は弱点克服に励むラッセル(左)の姿勢に感心していた。(C)Getty Images

 10月13日(日本時間14日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは、ホームのクリプトドットコム・アリーナで行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレシーズンゲームを125-129で落とした。

 レイカーズの先発はディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、トーリアン・プリンス、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスというレギュラーシーズンを想定した布陣となった。

 プレシーズンということもあり、出場した全14選手はいずれも30分以下のプレータイムに終わったが、ラッセルはチーム最多の約26分間コートに立ち、12得点に4リバウンド、6アシスト、2スティールをマークした。

 チームはここまでのプレシーズン4戦で2勝2敗。トップスコアラーは初戦からデイビス(15得点)、八村塁(19得点)、ラッセル(21得点)、プリンス(17得点)と分散されている一方、いずれもラッセルがチーム最多のアシスト(5、6、8、6)を残し、先発ポイントガードとして上々の仕上がりを見せている。
 
 ラッセルはこの試合前までの3戦で平均16.7点、6.3アシスト、1.3スティールにフィールドゴール成功率63.3%、3ポイント成功率61.5%(平均2.7本成功)を記録。本日の試合でも3ポイントを4本中2本沈めた司令塔は、地元メディア『Los Angeles Times』に長距離砲について次のように語っていた。

「自分が練習を続けていることで、磨き続けているものなんだ。プレシーズンから実際の試合のようにアプローチしようと取り組んでいる」

 昨季途中のトレードでドラフト指名された古巣へ復帰した193㎝・88㎏のレフティーは、加入後の17試合で平均17.4点、6.1アシストに3ポイント成功率41.4%(平均2.7本成功)を残し、プレーオフ進出に大きく貢献。

 ただ、デンバー・ナゲッツとのカンファレンス・ファイナルではディフェンス力の低さを露呈。4試合で平均6.3点、3.5アシストにフィールドゴール成功率32.3%、3ポイント成功率13.3%と精彩を欠き、第4戦では先発から外されていた。

 そのため、自身に課された課題を克服すべく、今夏は練習に励んだという。

「僕が思うに、昨年は相手がディフェンスしないからという理由でフロアから追い出そうとしていた。だから、僕はそうはさせないようになろうとしている。オフェンスではいつだって危険な存在になろうとしていて、ディフェンスでは戦犯にならないように努めている。シーズンが始まる前の段階からそうやっていて、練習時からいい習慣が身についているよ」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号