2021年オフにロサンゼルス・レイカーズに移籍して以降、精彩を欠いていた元オールスターPG(ポイントガード)のラッセル・ウエストブルック。代名詞となっていたトリプルダブルの数は激減し、個人、チームとも低迷するなど、苦しい時を過ごしていた。
しかし、昨季途中にロサンゼルス・クリッパーズに移籍すると、徐々に本来の姿を取り戻す。特にフェニックス・サンズとのプレーオフ1回戦ではカワイ・レナード、ポール・ジョージの2枚看板が不在のチームを力強く牽引し、敗れはしたものの平均23.6点、7.6リバウンド、7.4アシストと復活の兆しを見せた。
とはいえ、メディア間でのウエストブルックの評価はそこまで高くない。先日、米スポーツ専門局『ESPN』が公開した"NBAプレーヤーランキング100"では、94位という低ランクに甘んじていた。
このランキング結果について、クリッパーズのOBで、かつてデンバー・ナゲッツやニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツなどで活躍したケニョン・マーティンは「どう考えても馬鹿げている」と批判。23日に公開されたポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』で、同僚のジョージもこう話していた。
「ラスは容易にトップ20から25には入るさ。今でもトリプルダブルマシンなんだ。昨年のプレーオフで、No.1オプションになれることも証明していた。彼はハイレベルで守ることもでき、ゲームを支配することだってできる。(コートの)両エンドでラスよりも上手くプレーできる男なんて、リーグに24人もいないさ」
25日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で2023-24シーズンの開幕を迎えるクリッパーズ。近年の不振やメディアからの低評価を覆すべく、ウエストブルックには持ち味であるエネルギッシュなプレーを存分に発揮し、チームをフランチャイズ史上初のリーグ制覇へと導いてほしいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
しかし、昨季途中にロサンゼルス・クリッパーズに移籍すると、徐々に本来の姿を取り戻す。特にフェニックス・サンズとのプレーオフ1回戦ではカワイ・レナード、ポール・ジョージの2枚看板が不在のチームを力強く牽引し、敗れはしたものの平均23.6点、7.6リバウンド、7.4アシストと復活の兆しを見せた。
とはいえ、メディア間でのウエストブルックの評価はそこまで高くない。先日、米スポーツ専門局『ESPN』が公開した"NBAプレーヤーランキング100"では、94位という低ランクに甘んじていた。
このランキング結果について、クリッパーズのOBで、かつてデンバー・ナゲッツやニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツなどで活躍したケニョン・マーティンは「どう考えても馬鹿げている」と批判。23日に公開されたポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』で、同僚のジョージもこう話していた。
「ラスは容易にトップ20から25には入るさ。今でもトリプルダブルマシンなんだ。昨年のプレーオフで、No.1オプションになれることも証明していた。彼はハイレベルで守ることもでき、ゲームを支配することだってできる。(コートの)両エンドでラスよりも上手くプレーできる男なんて、リーグに24人もいないさ」
25日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で2023-24シーズンの開幕を迎えるクリッパーズ。近年の不振やメディアからの低評価を覆すべく、ウエストブルックには持ち味であるエネルギッシュなプレーを存分に発揮し、チームをフランチャイズ史上初のリーグ制覇へと導いてほしいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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