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「ラスよりいい選手なんて24人もいない」『ESPN』に低評価を下されたウエストブルックを同僚ジョージが擁護<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.10.24

『ESPN』のランキングで94位と低評価だったウエストブルック(右)を、同僚ジョージ(左)が擁護した。(C)Getty Images

 2021年オフにロサンゼルス・レイカーズに移籍して以降、精彩を欠いていた元オールスターPG(ポイントガード)のラッセル・ウエストブルック。代名詞となっていたトリプルダブルの数は激減し、個人、チームとも低迷するなど、苦しい時を過ごしていた。

 しかし、昨季途中にロサンゼルス・クリッパーズに移籍すると、徐々に本来の姿を取り戻す。特にフェニックス・サンズとのプレーオフ1回戦ではカワイ・レナード、ポール・ジョージの2枚看板が不在のチームを力強く牽引し、敗れはしたものの平均23.6点、7.6リバウンド、7.4アシストと復活の兆しを見せた。

 とはいえ、メディア間でのウエストブルックの評価はそこまで高くない。先日、米スポーツ専門局『ESPN』が公開した"NBAプレーヤーランキング100"では、94位という低ランクに甘んじていた。
 
 このランキング結果について、クリッパーズのOBで、かつてデンバー・ナゲッツやニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツなどで活躍したケニョン・マーティンは「どう考えても馬鹿げている」と批判。23日に公開されたポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』で、同僚のジョージもこう話していた。

「ラスは容易にトップ20から25には入るさ。今でもトリプルダブルマシンなんだ。昨年のプレーオフで、No.1オプションになれることも証明していた。彼はハイレベルで守ることもでき、ゲームを支配することだってできる。(コートの)両エンドでラスよりも上手くプレーできる男なんて、リーグに24人もいないさ」

 25日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で2023-24シーズンの開幕を迎えるクリッパーズ。近年の不振やメディアからの低評価を覆すべく、ウエストブルックには持ち味であるエネルギッシュなプレーを存分に発揮し、チームをフランチャイズ史上初のリーグ制覇へと導いてほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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