ロサンゼルス・クリッパーズは、プレーオフ1回戦でフェニックス・サンズにシリーズ1勝4敗で敗れ、2022-23シーズンを終えた。
カワイ・レナード&ポール・ジョージはいずれもリーグ有数のオールラウンダーだが、今季もNBAファイナル進出は叶わず。殿堂入り選手のポール・ピアースは、周囲の期待を裏切ったこの2人に対し“信用できないデュオ”というレッテルを貼った。
クリッパーズは19年夏にレナードをフリーエージェント、ジョージをトレードで獲得し、悲願の優勝に向けて大きく動き出した。だが、結成初年度はカンファレンス準決勝敗退、翌年はカンファレンス決勝敗退、昨季はプレーオフ不進出、そして今季は1回戦敗退と目標には手が届いていない。
その大きな要因は、レナードとジョージがケガがちなこと。レナードは右ヒザの前十字靭帯の手術を受けた影響で21-22シーズンを棒に振り、今季もレナードがレギュラーシーズン30試合、ジョージも26試合を欠場。サンズとのシリーズでもジョージが右ヒザの捻挫で全休、レナードも右ヒザの捻挫により第3戦以降はコートに立てず、劣勢のチームを救えなかった。
レナードはこれまでサンアントニオ・スパーズ時代とトロント・ラプターズ時代にリーグ優勝を経験し、キャリア通算勝率はマジック・ジョンソン(73.95%/670勝236敗)、ラリー・バード(73.58%/660勝237敗)に次ぐ歴代3位の73.57%(462勝166敗)とコートに立てば確実に結果を残す選手であることに疑いの余地はない。
しかし、レナードとジョージが同時出場したのは、クリッパーズ移籍以降の総試合数のうち25%にも満たないという。
現役時代にボストン・セルティックスで活躍し、殿堂入りも果たしているピアースは『Ticket & The Truth』に出演した際、レナードとジョージの問題点について見解を述べた。
「クリッパーズの問題は、ベストプレーヤー2人が常に負傷していることだ。健康なら彼らがリーグで最高のチームのひとつだ。でも、頼りない人間が出てくると、大変なことになる。2人ともキャリアを通じてケガと向き合ってきた。最も重要なタイミングで、ケガが起こる感じだ」
また、元同僚のケビン・ガーネットから「最も信頼できないNBAデュオか?」と尋ねられると、ピアースは迷わず「イエス」と答えた。
「信頼の欠如は、才能とは関係ない。おそらくカワイは最も頼りなく、アンラッキーだ。抱えていたケガに対処するのがアンラッキーだっただけだ。彼は強いし、体型も良くて、最も偉大なアスリートの1人だからね。でも、いい加減、運も良くないといけない。ウエイトやロード・マネジメント(意図的に選手を休ませる方法)とは関係ない。世界最高のアスリートであっても、時にケガに蝕まれることもあるんだ」
クリッパーズのローレンス・フランク・バスケットボール運営部代表は1回戦敗退が決定後、「ポール(ジョージ)とカワイ(レナード)は毎年、チャンスを与えてくれる。彼らを手元に置き、チャンスを増やし続けることが重要だ」と2枚看板解体の噂を否定しているが、果たしてレナード&ジョージ体制でどこまで結果を残せるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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クリッパーズは19年夏にレナードをフリーエージェント、ジョージをトレードで獲得し、悲願の優勝に向けて大きく動き出した。だが、結成初年度はカンファレンス準決勝敗退、翌年はカンファレンス決勝敗退、昨季はプレーオフ不進出、そして今季は1回戦敗退と目標には手が届いていない。
その大きな要因は、レナードとジョージがケガがちなこと。レナードは右ヒザの前十字靭帯の手術を受けた影響で21-22シーズンを棒に振り、今季もレナードがレギュラーシーズン30試合、ジョージも26試合を欠場。サンズとのシリーズでもジョージが右ヒザの捻挫で全休、レナードも右ヒザの捻挫により第3戦以降はコートに立てず、劣勢のチームを救えなかった。
レナードはこれまでサンアントニオ・スパーズ時代とトロント・ラプターズ時代にリーグ優勝を経験し、キャリア通算勝率はマジック・ジョンソン(73.95%/670勝236敗)、ラリー・バード(73.58%/660勝237敗)に次ぐ歴代3位の73.57%(462勝166敗)とコートに立てば確実に結果を残す選手であることに疑いの余地はない。
しかし、レナードとジョージが同時出場したのは、クリッパーズ移籍以降の総試合数のうち25%にも満たないという。
現役時代にボストン・セルティックスで活躍し、殿堂入りも果たしているピアースは『Ticket & The Truth』に出演した際、レナードとジョージの問題点について見解を述べた。
「クリッパーズの問題は、ベストプレーヤー2人が常に負傷していることだ。健康なら彼らがリーグで最高のチームのひとつだ。でも、頼りない人間が出てくると、大変なことになる。2人ともキャリアを通じてケガと向き合ってきた。最も重要なタイミングで、ケガが起こる感じだ」
また、元同僚のケビン・ガーネットから「最も信頼できないNBAデュオか?」と尋ねられると、ピアースは迷わず「イエス」と答えた。
「信頼の欠如は、才能とは関係ない。おそらくカワイは最も頼りなく、アンラッキーだ。抱えていたケガに対処するのがアンラッキーだっただけだ。彼は強いし、体型も良くて、最も偉大なアスリートの1人だからね。でも、いい加減、運も良くないといけない。ウエイトやロード・マネジメント(意図的に選手を休ませる方法)とは関係ない。世界最高のアスリートであっても、時にケガに蝕まれることもあるんだ」
クリッパーズのローレンス・フランク・バスケットボール運営部代表は1回戦敗退が決定後、「ポール(ジョージ)とカワイ(レナード)は毎年、チャンスを与えてくれる。彼らを手元に置き、チャンスを増やし続けることが重要だ」と2枚看板解体の噂を否定しているが、果たしてレナード&ジョージ体制でどこまで結果を残せるだろうか。
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