10月28日(日本時間29日、日付は以下同)。2連戦となったシカゴ・ブルズとデトロイト・ピストンズが激突し、ホーム初戦となったピストンズが118-102で勝利を飾った。
ブルズは前日にトロント・ラプターズを、ピストンズはシャーロット・ホーネッツを下し、今季初勝利を掴んだ両チームによる一戦は、ブルズのザック・ラビーンがキャリアハイの51得点、デマー・デローザンが20得点、4アシスト、2ブロックの活躍を披露。
しかし試合はピストンズがペイントエリアの得点で58-36、リバウンド数で53-32と圧倒し、今季2勝目(2勝1敗)をマーク。昨季リーグワーストの17勝65敗(勝率20.7%)に終わったピストンズは、モンティ・ウィリアムズ新HC(ヘッドコーチ)の下、順調なスタートを切ったと言えるだろう。
ブルズ戦ではケイド・カニングハムがチームトップの25得点、10アシスト、ベテランのアレック・バークスが18得点、アイザイア・スチュワートが14得点、9リバウンド、マービン・バグレー三世が11得点、6リバウンドを記録。
ピストンズは開幕から昨季チームトップの平均21.6点をあげた得点源のボーヤン・ボグダノビッチを右ふくらはぎの張りで欠いているが、若手を中心に奮戦を続けている。
その象徴とも言えるのが2年目のジェイレン・デューレンだ。208㎝・113㎏の筋骨隆々の肉体を持つ19歳は、開幕2戦で平均15.5点、15.5リバウンド、3.5アシスト、3.0ブロックにフィールドゴール成功率78.9%と見事なパフォーマンスを見せている。
本日の試合でもデューレンは23得点、15リバウンド、5アシスト、2ブロック、フィールドゴール成功率81.8%(9/11)と躍動。これで開幕から3戦連続でダブルダブルを達成したが、キャリアでは通算22回目となり、10代の選手としてNBA歴代3位へ浮上した。
この日デューレンが超えたのは、歴代2位のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)。2003年10月29日にクリーブランド・キャバリアーズでNBAデビューを飾ったレブロンに対し、デューレンは同年の11月18日生まれ。昨年のドラフト時にはレブロンのデビュー後に生まれた初のNBA選手として注目されていた。
デューレンは来月20歳を迎えるため、歴代2位のドワイト・ハワード(46回)、トップのモーゼス・マローン(50回)を超えることは難しいが、ブルズ戦後に選手としての自信を口にしていた。
「2年目のシーズンになって、僕は本当に快適に感じている。けどそれは自分が要因ではないんだ。チームメイトとコーチ陣が、僕のゲームをすごく楽にする助けになっている」
今季のピストンズにとって最大のニュースはカニングハムの復活だ。昨季ケガでわずか12試合の出場に終わっていたリーダーが健康体を取り戻したことで、ここまでチームは上手く機能している。
「ケイドと僕はうまくマッチしていると思う。どっちも高い(バスケットボール)IQがあり、それぞれがどんなタイプの選手かわかっているからね。彼の手にボールが渡れば、いいことが起こる。だから僕は彼にボールを託しているのさ」(デューレン)
ブルズ戦でも息の合った2メンゲームでカニングハムのパスからデューレンがリムを強襲するなど、ここまで両選手は上々の連係を見せている。まだシーズンは始まったばかりながら、198㎝の大型ガードのカニングハムとデューレンは、将来が楽しみなデュオと言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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しかし試合はピストンズがペイントエリアの得点で58-36、リバウンド数で53-32と圧倒し、今季2勝目(2勝1敗)をマーク。昨季リーグワーストの17勝65敗(勝率20.7%)に終わったピストンズは、モンティ・ウィリアムズ新HC(ヘッドコーチ)の下、順調なスタートを切ったと言えるだろう。
ブルズ戦ではケイド・カニングハムがチームトップの25得点、10アシスト、ベテランのアレック・バークスが18得点、アイザイア・スチュワートが14得点、9リバウンド、マービン・バグレー三世が11得点、6リバウンドを記録。
ピストンズは開幕から昨季チームトップの平均21.6点をあげた得点源のボーヤン・ボグダノビッチを右ふくらはぎの張りで欠いているが、若手を中心に奮戦を続けている。
その象徴とも言えるのが2年目のジェイレン・デューレンだ。208㎝・113㎏の筋骨隆々の肉体を持つ19歳は、開幕2戦で平均15.5点、15.5リバウンド、3.5アシスト、3.0ブロックにフィールドゴール成功率78.9%と見事なパフォーマンスを見せている。
本日の試合でもデューレンは23得点、15リバウンド、5アシスト、2ブロック、フィールドゴール成功率81.8%(9/11)と躍動。これで開幕から3戦連続でダブルダブルを達成したが、キャリアでは通算22回目となり、10代の選手としてNBA歴代3位へ浮上した。
この日デューレンが超えたのは、歴代2位のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)。2003年10月29日にクリーブランド・キャバリアーズでNBAデビューを飾ったレブロンに対し、デューレンは同年の11月18日生まれ。昨年のドラフト時にはレブロンのデビュー後に生まれた初のNBA選手として注目されていた。
デューレンは来月20歳を迎えるため、歴代2位のドワイト・ハワード(46回)、トップのモーゼス・マローン(50回)を超えることは難しいが、ブルズ戦後に選手としての自信を口にしていた。
「2年目のシーズンになって、僕は本当に快適に感じている。けどそれは自分が要因ではないんだ。チームメイトとコーチ陣が、僕のゲームをすごく楽にする助けになっている」
今季のピストンズにとって最大のニュースはカニングハムの復活だ。昨季ケガでわずか12試合の出場に終わっていたリーダーが健康体を取り戻したことで、ここまでチームは上手く機能している。
「ケイドと僕はうまくマッチしていると思う。どっちも高い(バスケットボール)IQがあり、それぞれがどんなタイプの選手かわかっているからね。彼の手にボールが渡れば、いいことが起こる。だから僕は彼にボールを託しているのさ」(デューレン)
ブルズ戦でも息の合った2メンゲームでカニングハムのパスからデューレンがリムを強襲するなど、ここまで両選手は上々の連係を見せている。まだシーズンは始まったばかりながら、198㎝の大型ガードのカニングハムとデューレンは、将来が楽しみなデュオと言えるだろう。
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