現地時間10月30日、NBAが今季最初となる第１週の週間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからフィラデルフィア・セブンティシクサーズのタイリース・マキシー、ウエスタン・カンファレンスからデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが選出された。

　10月24日（火）から29日（日）の期間中、３試合に出場したマキシーはカンファレンス３位の平均30.3点、6.7リバウンド、6.3アシストをマーク。フィールドゴール成功率50.0％（28／56）、３ポイント成功率56.0%（14／25）、フリースロー成功率91.3%（21／23）の好成績を残し、キャリア４年目で初の週間MVPに輝いた。

　22歳のスコアリングガードはミルウォーキー・バックスとの開幕戦で31得点、８アシストの活躍を見せると、28日のトロント・ラプターズ戦では９本中７本の３ポイントを成功させて34得点。翌29日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では26得点に加え、自己最多の10リバウンドを奪ってチームを連勝に導いた。

　シクサーズは今季、主軸のジェームズ・ハーデンがトレードを要求してチームを離脱（日本時間31日にロサンゼルス・クリッパーズへの移籍合意）。そのなかでも平均31.0点を記録する大黒柱のジョエル・エンビードとマキシーの働きもあって、開幕２勝１敗と上々のスタートを切っている。
  　一方、盤石の強さを見せたのが、昨季王者ナゲッツとその主砲ヨキッチだ。28歳の昨ファイナルMVPは、チームが開幕３連勝を飾った最初の１週間で平均26.3点、13.0リバウンド、7.7アシスト、フィールドゴール成功率61.5％（32／52）、３ポイント成功率45.5%（５／11）、フリースロー成功率76.9％（10／13）を記録し、通算13回目の受賞となった。

　ホームにロサンゼルス・レイカーズを迎えた開幕戦でいきなりトリプルダブル（29得点、13リバウンド、11アシスト）のパフォーマンスを演じると、続く２試合も20得点、12リバウンド、５アシスト以上の安定した働きを披露。２試合で平均41.0点を叩き出したルカ・ドンチッチ（ダラス・マーベリックス）や30.7点をあげたステフィン・カリー（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）らを抑えて今季最初の栄冠を手にした。

　なお、ナゲッツは週明け30日のユタ・ジャズ戦にも勝利して開幕４連勝。ヨキッチは27得点、10リバウンド、11アシストの活躍で今季２回目、通算ではレブロン・ジェームズとジェイソン・キッドに並ぶ107回目のトリプルダブルを達成して歴代４位タイに浮上している。

構成●ダンクシュート編集部
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