現地時間11月４日、フェニックス・サンズは敵地でフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦し、100－112で敗戦。渡邊雄太は２試合ぶりの３ポイントを含む５得点、５リバウンド、１スティールを記録したが、チームは３連敗となった。

　前の２試合でサンアントニオ・スパーズにホーム連敗を喫したサンズ。渡邊は10月31日の対戦では３本の３ポイントを含む11得点をあげたものの、直近の試合では４本を放って成功ゼロ、今季最少の３得点にとどまっていた。

　迎えたこの日の一戦も、渡邊は第１クォーターから起用されるが、第２クォーター序盤に訪れた３ポイントを立て続けにミス。５点を追いかける第４クォーター立ち上がりにもトップからワイドオープンのシュートを放ったがリングに嫌われ、31日の試合から９本連続の失敗となった。

　それでも、この日はチーム最多タイとなる３本のオフェンシブ・リバウンドを記録するなど献身的なプレーを遂行。すると残り４分16秒、右45度からのキャッチ＆シュートで久々にネットを揺らし、復調の兆しを見せた。
  　これで今季の３ポイントシュートは24本中８本の成功で成功率33.3％（６試合終了時点）。最初の４試合では43.8％と好スタートを切ったかに思われたが、シーズン最初の試練を迎えている。

　試合も、開幕から欠場が続くブラッドリー・ビールと、前戦で復帰したデビン・ブッカーが再び戦列を離れたサンズは攻守が噛み合わずシクサーズに完敗。序盤にリードを奪って以降は終始追いかける戦いを強いられ、最終クォーターも４点差に迫る粘りを見せたものの最後は力尽きた。

　シクサーズがジョエル・エンビード（26得点）、ケリー・ウーブレイJr.（25得点）、タイリース・マキシー（22得点）、トバイアス・ハリス（18得点）を中心にバランスの良い攻撃を見せたのに対し、サンズは孤軍奮闘を強いられたケビン・デュラントが31得点。そのほかはエリック・ゴードンの13得点が最多と攻め手を欠き、フィールドゴール成功率は今季ワーストの36.0％にとどまった。

　２勝４敗で借金２となったサンズは明日５日（日本時間６日）に同成績のデトロイト・ピストンズと対戦。連敗を阻止して浮上のきっかけを掴めるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部