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「レブロンはカルチャーだ」元ライバルが語る“キング”の凄み「彼は自分が行きたいチームに行き、そこで1回はチャンピオンになっている」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.11.10

2000年代にはプレーオフで何度もしのぎを削ったレブロンについて、アリナス(右)は「彼はカルチャーだ」と語った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、現地時間11月6日(日本時間7日)に古巣のマイアミ・ヒートと対戦した際、「マイアミに来ていても来ていなくても、俺はこのレベルでいることができたと思う」と発言して話題を呼んだ。

 そんななか、元NBA選手のギルバート・アリナスも、レブロンが2010年にヒートに移籍していなくても「同等の経歴を残し、今いる地位にいただろう」と見解を述べている。

 2003年のドラフト全体1位でNBA入りしたレブロンは、クリーブランド・キャバリアーズで最初の7年間をプレー。2010年夏にフリーエージェント(FA)でヒートに移籍し、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュと"スリーキングス"を結成すると、14年までの在籍4シーズン全てでNBAファイナルに進出、12年、13年にはリーグ2連覇を果たした。

 その後に復帰したキャブズでは16年にフランチャイズ史上初の栄冠をもたらし、18年に移籍したレイカーズでも2シーズン目の2020年にリーグタイトルを手にしている。
 
 レブロンはヒートで過ごした時間に関して冒頭のコメントを残して注目を集めたが、「誤解しないでくれよ。ここで過ごした4年間は素晴らしかった」と、古巣を批判したかったわけではない。

「この組織(ヒート)を愛していた。ここは最高ランクの組織で、世界中で見てもベストなフランチャイズのひとつだ。それ(優勝すること)が俺にとって唯一のゴールだった。そのためにウェイド、ボッシュとチームを組んだんだ。クリーブランドではそれができないと感じていた。俺はクリーブランドに(有力な選手たちを)リクルートしようとトライしたが、できなかったんだ。だからFAになる機会を手にし、ベストな道を考えた。自分のキャリアだけでなく、俺にとってその時点におけるベストなことをね」

 アリナスは自身がホスト役を務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「もしレブロンがマイアミでプレーしていなかった場合、同じレベルの選手になっていたか?」と議題を投げかけられると、ヒートに移籍していなくてもチャンピオンシップを獲得していたと主張。2013-14シーズンに33勝49敗だったキャブズを、翌シーズンに53勝29敗でNBAファイナルに導き、さらにその次のシーズンでは球団初のリーグ優勝をもたらしたことをその理由に挙げた。
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「レブロンはカルチャーだ」