NBA

レイカーズ八村塁とサンズ渡邊雄太、今季2度目の日本人対決へ!全米注目の一戦でチームを勢いづけるのはどちらか<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.11.10

ここまで八村は4試合で平均12.0点、渡邊は8試合で6.1点を記録。今季2度目、通算7回目の日本人対決を制するのは?(C)Getty Images

 日本バスケ界を牽引する八村塁と渡邊雄太。その2人が、日本時間11月11日の正午(午後0時)から行なわれる一戦で、今季2度目の日本人対決を迎える。

 八村の所属するロサンゼルス・レイカーズと、渡邊の新天地フェニックス・サンズは、ともにここまで8試合を消化し、レイカーズが3勝5敗、サンズが4勝4敗という状況。開幕前に優勝候補に挙げられていた下馬評を考えれば、低調な序盤戦となっている。

 サンズはオフの補強でケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビールの豪華ビッグ3を完成させたが、ビールが開幕から7試合を欠場、ブッカーも2試合の出場にとどまり現在も離脱中と、ベストメンバーはいまだ揃わず。そのなかでデュラントは全試合に出場してリーグ5位の平均29.3点とチームを牽引している。

 渡邊も夏のW杯の疲れを感じさせずフル出場を続けているのに加え、ここまでは全試合で第1クォーターから起用されるなど確実にローテーション入りを果たしている。昨季44.4%を記録した3ポイント成功率は今季34.4%(32本中11本成功)、2桁得点は1度だけと派手な活躍はないものの、平均出場時間(19.9)、得点(6.1)ともに自己ベストを更新中だ。
 
 直近の試合でビールが今季初出場を果たし、2連勝中と調子を上げているサンズに対し、より深刻な気配が漂っているのがレイカーズだ。38歳の大黒柱レブロン・ジェームズは健在ながら、八村を含めた複数の主力が負傷離脱。直前の試合ではレブロンと並ぶ攻守の要のアンソニー・デイビスも故障者リスト入りしてしまい、3連敗を喫している。

 そんな危機的状況下で、連敗脱出のキーマンとして期待されるのが八村だ。デイビス不在のなか迎えた8日のヒューストン・ロケッツ戦、自身も5試合ぶりの復帰ゲームながら、チームトップ&今季自己最多の24得点と爆発。開幕から4試合に出場して、得点は6→7→11→24と上昇させており、3ポイント成功率も41.7%(12本中5本成功)と高精度だ。

 なお、サンズのホームで行なわれる次戦は、今季から導入されたNBA初のカップ戦「インシーズン・トーナメント」のグループステージとして開催される。普段とは違ったド派手なコートのデザインや新ユニフォームもお披露目され、全米的にも注目の一戦と言って間違いない。

 現地10月26日に行なわれた今季最初の日本人対決は、渡邊が14分50秒の出場で3得点、八村が12分29秒で7得点と互いに見せ場は限られたが、試合残り1分半で同点という好ゲームが展開された(レイカーズが100-95で勝利)。レブロン、デュラントというNBA史に刻まれる両雄と、その脇を固める八村と渡邊。注目の一戦で勝利を掴むのはどちらか。

 過去4シーズンの日本人対決の結果(欠場ゲーム含めすべて掲載)および、今季のスケジュールは以下の通りだ。

渡邊雄太と八村塁、今季2回目の日本人対決!「サンズvsレイカーズ」 11月11日(土)午後0時WOWOWで生中継
NEXT
PAGE
八村塁vs渡邊雄太、過去4シーズンの対戦結果一覧