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「とんでもない男さ」。ブルズの名脇役カルーソをデュラントが絶賛「俺は彼のことをロールプレーヤーだなんて言わない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.11.10

8日のサンズ戦、ブルズは延長で敗れたものの、カルーソは相手エースのデュラントを得意の守備で苦しめた。(C)Getty Images

 11月8日(日本時間9日)にユナイテッド・センターで行なわれたフェニックス・サンズとシカゴ・ブルズの一戦は、アウェーのサンズが116-115で激戦を制した。

 2連勝で今季成績を4勝4敗としたサンズは、自己最多を更新する8本の3ポイントを沈めたグレイソン・アレンが26得点に8リバウンド、4アシスト、2ブロック、ケビン・デュラントが25得点、7リバウンド、9アシスト、ユスフ・ヌルキッチが20得点、17リバウンド、8アシストと躍動。加えて今季初出場を飾った新加入のブラッドリー・ビールが23分34秒のプレーで13得点、4リバウンド、4アシストをマークした。

 一方のブルズは、ニコラ・ヴュチェビッチが26得点、6リバウンド、ザック・ラビーンが22得点、8リバウンド、8アシスト、デマー・デローザンが22得点、7アシスト、2ブロック、コビー・ホワイトが11得点、7リバウンド、6アシスト、3スティールを記録するも、3勝6敗でイースタン・カンファレンス12位に転落した。
 
 もっとも、この試合の出場時間帯における得失点差で両チーム最多の+24を記録したのは、勝利したサンズの選手でもブルズの先発陣でもなく、ベンチスタートのアレックス・カルーソだった。

 ブルズ在籍3年目を迎えた29歳のコンボガードは、30分53秒間コートに立ち、3ポイント5本中4本成功を含む19得点に4リバウンド、2アシスト、3スティール、2ブロックの働きで、サンズ優勢の展開から延長へ持ち込む殊勲者となった。

「それは僕がお金をもらってやっていること。自分は優れたディフェンシブプレーヤーであり、オフェンス面でも優秀な選手へと成長していると思っている」とカルーソは言う。

 サンズは第4クォーター終盤で決着をつけるチャンスが何度もあった。だが196cm・84kgのカルーソが相手エースのデュラント(211cm・109kg)にへばりつき、スクリーンを使ってスイッチを狙うサンズの攻撃を簡単には許さず。終盤にデュラントが得意の右サイドへドライブしてエルボー付近から放ったプルアップジャンパーにも、しっかりとコンテストして阻止し、延長へ持ち込んでみせた。
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