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「元カノみたいなもの。失って良さがわかる」“悪童”ブルックスが古巣グリズリーズに恨み節「彼らには気迫がない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.11.22

ブルックスが昨季まで所属したグリズリーズに“恨み節”を述べた。(C)Getty Images

 今夏、NBA入りから6シーズンを過ごしたメンフィス・グリズリーズを離れ、サイン&トレードでヒューストン・ロケッツに移籍したディロン・ブルックス。ここまで全12試合にスターターとして出場し、平均31.8分のプレータイムで13.9点、3.9リバウンド、1.3スティール、フィールドゴール成功率50.8%、3ポイント成功率50.0%と好スタッツをマークするほか、フィジカルなディフェンスで相手選手を苦しめ、ここまで6勝6敗と予想以上の健闘を見せているチームを攻守で支えている。

 そんな現役屈指の"悪童"は、現地時間11月22日(日本時間23日)に昨季まで在籍したグリズリーズと初対戦することになる。昨季はプレーが低調だった上、コート上でのトラブルも目立ったため、半ば厄介払いのような形で放出された古巣について、ブルックスはこう"恨み節"を述べた。

「昔のガールフレンドのようなものだ。その良さは、いなくなってみないとわからないのさ。過去のことは気にしない。俺はここでみんなと未来を築き上げていく。(今季終了後に)あと3年、あるいはそれ以上、俺はここにいる。ロケッツをプレーオフに復帰させ、ベストチームのひとつにしたいんだ」
 
 さらにブルックスは、今季のグリズリーズが低迷する理由をこう分析した。

「彼らには気迫がない。俺たちにはある。俺たちには築き上げたアイデンティティがある。毎試合、それをどんどん見せていく。それが、俺がチームメイトたちに望むこと。フロアにいる1人ひとりに、最高のバスケットボールを見せてほしいんだ」

 今季のグリズリーズは3勝10敗、ウエスタン・カンファレンス13位と大きく負け越している。その一番の理由は、エースのジャ・モラントがオフコートでの数々のトラブルで開幕から25試合の出場停止処分を受けているからにほかならないが、"諸刃の剣"ブルックスの退団も少なからず影響しているのは間違いないだろう。

 22日に行なわれるロケッツ対グリズリーズ。何かが起きそうな予感がしてならない。

構成●ダンクシュート編集部

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