現地時間11月26日（日本時間27日、日付は以下同）、フェニックス・サンズは敵地マディソンスクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックスと対戦。116－113で勝利し、７連勝を飾るとともに今季成績を11勝６敗（勝率64.7％）とした。

　ケビン・デュラントが右足の負傷、ブラッドリー・ビールが腰痛、グレイソン・アレンが病欠と主力に故障者が相次いだサンズは、デビン・ブッカー、エリック・ゴードン、ジョシュ・オコーギー、ケイタ・ベイツ・ジョップ、ユスフ・ヌルキッチの５人が先発。ニックスは対照的に、クエンティン・グライムス、ジェイレン・ブランソン、RJ・バレット、ジュリアス・ランドル、ミッチェル・ロビンソンというベストのスターティングラインナップで試合に臨んだ。

　ゲームは第１クォーター、ゴードンが11連続得点を奪うなどオフェンスを牽引し、サンズが開始４分半で15－６と好スタートを切る。そのまま34－22で最初の12分間を終えると、第２クォーターも点差をキープし、64－56と８点リードで後半に突入した。
  　第３クォーター、ニックスが反撃を開始。66－79と13点ビハインドの残り７分半からブランソン、バレット、イマニュエル・クイックリー、ランドルらが得点を奪い、残り２分半には86－84と逆転に成功する。その後はランドル、ブッカーの両エースが躍動し一進一退の攻防が続いたなか、終了間際にジョーダン・グッドウィンが３ポイントを沈め、95－92とサンズの３点リードで勝負の第４クォーターを迎えた。

　ラスト12分も互いに一歩も譲らない展開が続き、残り５分の時点で107－107のタイスコア。そこからサンズがブッカー、ゴードンの得点で抜け出すも、ニックスも粘りを見せ、残り21.9秒でブランソンがジャンパーを沈め113－113と再び同点に。続くサンズのポゼッション、ブッカーが２人のディフェンダー越しに残り1.7秒で決勝３ポイントをヒット。最後は同点を狙ったブランソンのショットが外れ、サンズが息詰まる熱戦を制した。

　左大腿四頭筋の挫傷から５試合ぶりにカムバックした渡邊雄太は、第２クォーターの頭からコートイン。残り９分８秒、トップ・オブ・ザ・キーでブッカーのパスを受け、復帰後初ショットとなる３ポイントをいきなり沈めてみせると、残り６分34秒にはヌルキッチのハンドオフを受け、左ウイングからクイックリリースでリングを射抜いた。