現地時間11月27日、NBAが今季第５週の週間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからオーランド・マジックのパオロ・バンケロ、ウエスタン・カンファレンスからフェニックス・サンズのデビン・ブッカーが選出された。

　11月20日（月）から26日（日）の期間中、４試合に出場したバンケロは平均23.5点、5.5リバウンド、5.0アシストをマーク。チームを全勝に導きキャリア２年目で初の週間MVP、球団としては４年ぶり13人目の受賞となった。

　21歳の昨季新人王は、この週の４試合すべてで20得点以上を奪取。フィールドゴール成功率54.4％（37／68）、３ポイント成功率52.6％（10／19）と高い精度でシュートを沈め、24日のボストン・セルティックス戦では23得点（フィールドゴール10／16）、７リバウンド、５アシストの活躍でイースト１位の強敵を下す原動力となった。

　バンケロの活躍もあり、マジックは前週から７連勝と絶好調。現在12勝５敗でイースト２位タイ、首位セルティックスまで１ゲーム差に迫っている。
  　同じく７連勝中の好調サンズを牽引するブッカーは、期間中に平均30.3点、5.3リバウンド、7.8アシストとオールラウンドな活躍を披露。通算８回目の選出で、スティーブ・ナッシュを抜き球団史上最多受賞者となった。

　４試合を通じてフィールドゴール成功率48.1％（39／81）、３ポイント成功率42.9%（６／14）、フリースロー成功率90.2％（37／41）のハイアベレージに加え、24日のメンフィス・グリズリーズ戦では今季最多の40得点と爆発。翌26日のニューヨーク・ニックス戦では残り1.7秒の決勝３ポイントを含む28得点、11アシストをマークし勝利に導いた。

　開幕直後は10試合中８試合を欠場したブッカーだが、11月15日に復帰して以降はフル回転で働き、チームも無傷の７連勝。ケビン・デュラントとブラッドリー・ビールを含めたビッグ３は一度も揃わないなかでも、11勝６敗でウエスト４位、首位まで1.5ゲーム差の好位置につけている。

構成●ダンクシュート編集部
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