現地時間12月17日（日本時間18日）、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地モーダ・センターでポートランド・トレイルブレイザーズと対戦。118－114で勝利を収め、11月初旬以来となる連勝を飾った。

　この試合、ウォリアーズはトンプソンが５本の３ポイント成功を含む28得点と躍動。３戦連続ベンチスタートとなったアンドリュー・ウィギンズも25得点、７リバウンドマークし、チームを牽引した。

　その一方で、エースのステフィン・カリーは８本放った３ポイントがすべてリングに嫌われ、今季ワーストかつ初の１桁得点となる７得点に８アシスト。カリーがレギュラーシーズンの試合で３ポイント成功数ゼロに終わったのは、2018年11月８日のミルウォーキー・バックス戦以来初。同年12月１日のデトロイト・ピストンズ戦から、NBA史上最長記録となる268試合連続で最低１本の３ポイントを決めていたが、その記録が遂に途絶えることになった。
  　ただ、今季のウォリアーズは得点面でカリーに依存している傾向があったこともあり、スティーブ・カーHC（ヘッドコーチ）は試合後、こう話していた。

「我々は毎晩ステフに頼るわけにはいかない。彼にとっては辛い夜になったが、チームというのはそうあるべきなんだ。全員が互いに埋め合って、異なる選手たちが毎晩ステップアップする。これは素晴らしいサインなんだ。彼（カリー）は今年、それだけ長い間チームを引っ張ってくれたからね。彼にはもっと助けが必要なんだ」

　サクラメント・キングスのキーガン・マレーが11本連続成功というNBA新記録を樹立した翌日、連続成功記録が268試合でストップしたカリー。この２日間で３ポイントに関するレコードが報じられることになったが、レギュラーシーズンはまだまだ続く。

　ウォリアーズの次戦は中１日空いて19日、東の強豪ボストン・セルティックスと対戦する。連勝を３に伸ばせるか、カリーがバウンスバックできるのかに注目したい。

文●秋山裕之（フリーライター）

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