今週公開された米メディア『Showtime』と『Paramount+』の番組『Headliners with Rachel Nichols』に、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのレジェンド、アレン・アイバーソンがゲストとして出演した。
183㎝・75㎏と小柄ながらNBAで計14シーズンをプレーしたアイバーソンは、キレのあるクロスオーバーで相手を翻弄し、フィンガーロールやミッドレンジジャンパー、3ポイントなどで得点を量産。キャリア平均26.7点はNBA歴代9位、プレーオフ平均29.7点は同3位と輝かしい実績を残してきた。
なかでも約12シーズン在籍したシクサーズでは1997年の新人王を皮切りに4度の得点王、3度のスティール王、2000-01シーズンにはオールスター&レギュラーシーズンMVPをダブル受賞、同年プレーオフではチームを18年ぶりのNBAファイナルへと導く殊勲者となった。
2014年に背番号3がシクサーズの永久欠番になり、2016年にバスケットボール殿堂入り、22年には75周年記念チームにも選出。今年48歳となった“ジ・アンサー”は、シクサーズを代表するレジェンドの1人だ。
アイバーソン自身もキャリアの全盛期を過ごしたシクサーズへの思い入れは強く、古巣へ貢献したいという強い思いがあるようだ。
「俺の役割は、目の前にある現実とは程遠いと思っている。フィラデルフィアを愛しているし、あの組織が俺にしてくれたすべてのことをすごく気に入っている。彼らが俺のことを有名にしてくれたんだ。(現役として)プレーしていた時だけじゃなくて、俺はもっと自分にできることをあのチームにもたらしたい」
現在もシクサーズの本拠地ウェルズファーゴ・センターに訪れると、ファンから熱烈な歓迎を受けているアイバーソン。もし球団の一員として彼が加わることとなれば、大きな注目を集めることだろう。
今季のシクサーズは12月26日(日本時間27日)を終えた時点でイースト3位の20勝9敗(勝率69.0%)。ニック・ナース新HC(ヘッドコーチ)の下、ロスターにはジョエル・エンビードやタイリース・マキシー、トバイアス・ハリスら実力者が在籍し、リーグ有数の豪華戦力を誇っている。
番組内で、アイバーソンはコーチングには関心がないと語っていたが、ダラス・マーベリックスにおけるダーク・ノビツキー、サンアントニオ・スパーズにおけるティム・ダンカンのように、その球団のスペシャル・アドバイザーとしての役割に興味を示していた。
「選手たちと今どうなっているのか、最近どうなのかといったことを話したり、彼らが俺と何かを話したいのであれば、傍にいたい。彼らが俺の助けを必要としているなら、どんな形であれ、俺は彼らへアドバイスしたいんだ。
アレン・アイバーソンとしてできることを全部こなしたい。俺としてはそうあるべきだと思っている。他のチームを見てみると、その球団のOBたちが近くにいる。バスケットボールに関して経験豊富な男として、ぜひこの俺を起用してほしいね」
2013年の引退から10年経った現在も絶大な人気を誇る男の“古巣復帰”は叶うのか。その動向に注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「ルールは自分が決める」強烈な個性でNBAを生き抜いたアイバーソンが貫き通した“信念と掟”
“小さな巨人”アイバーソンは、なぜ身長183cmで得点を量産できたのか?
「彼がもういないなんて……」良きライバルだったコビーの死に、アイバーソンがインタビューで涙
183㎝・75㎏と小柄ながらNBAで計14シーズンをプレーしたアイバーソンは、キレのあるクロスオーバーで相手を翻弄し、フィンガーロールやミッドレンジジャンパー、3ポイントなどで得点を量産。キャリア平均26.7点はNBA歴代9位、プレーオフ平均29.7点は同3位と輝かしい実績を残してきた。
なかでも約12シーズン在籍したシクサーズでは1997年の新人王を皮切りに4度の得点王、3度のスティール王、2000-01シーズンにはオールスター&レギュラーシーズンMVPをダブル受賞、同年プレーオフではチームを18年ぶりのNBAファイナルへと導く殊勲者となった。
2014年に背番号3がシクサーズの永久欠番になり、2016年にバスケットボール殿堂入り、22年には75周年記念チームにも選出。今年48歳となった“ジ・アンサー”は、シクサーズを代表するレジェンドの1人だ。
アイバーソン自身もキャリアの全盛期を過ごしたシクサーズへの思い入れは強く、古巣へ貢献したいという強い思いがあるようだ。
「俺の役割は、目の前にある現実とは程遠いと思っている。フィラデルフィアを愛しているし、あの組織が俺にしてくれたすべてのことをすごく気に入っている。彼らが俺のことを有名にしてくれたんだ。(現役として)プレーしていた時だけじゃなくて、俺はもっと自分にできることをあのチームにもたらしたい」
現在もシクサーズの本拠地ウェルズファーゴ・センターに訪れると、ファンから熱烈な歓迎を受けているアイバーソン。もし球団の一員として彼が加わることとなれば、大きな注目を集めることだろう。
今季のシクサーズは12月26日(日本時間27日)を終えた時点でイースト3位の20勝9敗(勝率69.0%)。ニック・ナース新HC(ヘッドコーチ)の下、ロスターにはジョエル・エンビードやタイリース・マキシー、トバイアス・ハリスら実力者が在籍し、リーグ有数の豪華戦力を誇っている。
番組内で、アイバーソンはコーチングには関心がないと語っていたが、ダラス・マーベリックスにおけるダーク・ノビツキー、サンアントニオ・スパーズにおけるティム・ダンカンのように、その球団のスペシャル・アドバイザーとしての役割に興味を示していた。
「選手たちと今どうなっているのか、最近どうなのかといったことを話したり、彼らが俺と何かを話したいのであれば、傍にいたい。彼らが俺の助けを必要としているなら、どんな形であれ、俺は彼らへアドバイスしたいんだ。
アレン・アイバーソンとしてできることを全部こなしたい。俺としてはそうあるべきだと思っている。他のチームを見てみると、その球団のOBたちが近くにいる。バスケットボールに関して経験豊富な男として、ぜひこの俺を起用してほしいね」
2013年の引退から10年経った現在も絶大な人気を誇る男の“古巣復帰”は叶うのか。その動向に注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「ルールは自分が決める」強烈な個性でNBAを生き抜いたアイバーソンが貫き通した“信念と掟”
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