NBA

ロケッツが強豪バックスを撃破できた要因は?「ヤニス以外全員を封じた」とシェングンが理由を語る<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.01.08

バックスから金星をあげたロケッツ。ヤニス以外を封じたことが要因だとシェングンは語る。(C)Getty Images

 現地時間1月6日(日本時間7日、日付は以下同)、ヒューストン・ロケッツは本拠地トヨタ・センターでミルウォーキー・バックスと対戦し、112-108で勝利を収めた。

 この試合、ロケッツはヤニス・アデトクンボ、デイミアン・リラードの強力デュオを擁する優勝候補バックスを相手に、40分以上もリードを保つなど終始主導権を握り快勝。これで今季成績はウエスタン・カンファレンス8位の18勝16敗(勝率52.9%)と、プレーイン圏内をキープしている。

「僕たちは自分たちにできる限りハードにプレーした。相手は本当にいいチーム。そこで僕らはヤニスを除く全選手を止めにかかったんだ。彼は素晴らしいゲームをしていたけど、僕らは彼以外の選手たちをうまく守れたからこそ試合に勝てたんだ」
 
 そう語ったのは、チームトップの21得点に11リバウンド、4アシストをマークしロケッツを勝利に導いたアルペレン・シェングン。若き大黒柱の言葉通り、ロケッツはヤニスに48得点、17リバウンドを献上したものの、リラードを18得点、クリス・ミドルトンを10得点に抑えるなど他の選手を封じ込み、勝利を手繰り寄せた。

 ロケッツはシェングンのほか、ジェイレン・グリーンとジェフ・グリーンが16得点、フレッド・ヴァンブリートが14得点、7アシスト、ジャバリ・スミスJr.が14得点、12リバウンドを残すなど計7選手が2桁得点を記録。バランスのいいアタックで難敵バックスを撃破した。

 直近3年はすべて勝率2割台に沈んでいたロケッツだが、今季は久々に好調なシーズンを過ごしている。再建期から今まさに抜け出そうとしている若手軍団にとって、チャンピオン候補からあげた金星は大きな自信となりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
NEXT
PAGE
【動画】後ろに目が⁉シェングンのスーパーアシスト!