専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「あのビッグマンは素晴らしい」ロケッツの未来を担う“トルコの新星”シェングンをヤニスも称賛「才能は底知れない」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2021.12.13

無限大の可能性を感じさせるシェングンについて、ヤニスも「彼の才能は底が知れない」と称賛する。(C)Getty Images

無限大の可能性を感じさせるシェングンについて、ヤニスも「彼の才能は底が知れない」と称賛する。(C)Getty Images

 今年のNBAドラフトでオクラホマシティ・サンダーから1巡目16位指名を受け、トレード先のヒューストン・ロケッツでルーキーイヤーを送っているトルコの新星アルペレン・シェングンが、現地時間12月10日(日本時間11日、日付は以下同)に行なわれた昨季の王者ミルウォーキー・バックスとの一戦で、キャリアハイの15得点をマーク。マッチアップした2019、20年のシーズンMVPヤニス・アテトクンボをして「彼の才能は底が知れない」と言わしめた。

 シェングンには最初デマーカス・カズンズがマークマンとして当てられたが、ディフェンスでは巧みにファウルを奪い、オフェンスでも華麗なフットワークとボールハンドリングで抜き去るなど、11年目のベテランを完全に翻弄。続いて7年目のボビー・ポーティスもやりこめると、バックスのマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)はアテトクンボをセンターに配置した。
 
 ロケッツのスティーブン・サイラスHCは「彼(シェングン)をコートに残す手段を模索したが、相手がヤニスを5番(センター)に入れてきたので、難しくなった」と試合後に語ったが、「彼のオフェンス力は素晴らしい。ポストプレーやフットワーク、チームメイトにパスをさばく能力……。アシストこそなかったが、彼のパスは相手にとって脅威となっていた。彼のプレーを誇りに思うよ」と、約16分のプレータイムで15得点に加え、5リバウンドをマークしたルーキーを絶賛している。

 ヤニスはこの試合、第2クォーターにシェングンのレイアップをブロックし、バックスの歴代ブロックランキングで単独首位(805)に躍り出た。

「彼(アデトクンボ)のことはいつも見ていた。小さい頃から、もう何年も彼を見てきたんだ。だから今夜のように彼と対戦できたことは、僕に大きな希望を与えてくれる。彼は並外れたプレーヤーさ。本当に、信じられないくらいに凄い。彼と対戦できて本当に嬉しかった。試合前はもの凄く興奮していたんだ」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号