昨季デンバー・ナゲッツを球団初優勝に導き、文句なしでファイナルMVPに選出されたニコラ・ヨキッチ。今季もここまで55試合の出場で平均26.0点、12.2リバウンド、9.1アシスト、1.2スティールにフィールドゴール成功率58.4%、フリースロー成功率81.1%と、申し分ない働きを見せている。
2月24日(日本時間25日)に地元メディア『The Denver Post』へ公開された記事のなかで、殿堂入りビッグマンのビル・ウォルトン(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)はヨキッチを次のように評していた。
「彼の素晴らしいところは、チームにフォーカスしていることにある。完璧という表現さえも上回っているよ。それがニコラ・ヨキッチなんだ。世界のベストプレーヤーだ。私はデンバー・ナゲッツのバスケットボールをたくさん観ていて、毎回笑みを浮かべてしまう。それほど素晴らしいものなんだ」
現役時代、万能センターとして鳴らしたウォルトンの称賛に、普段はあまり口数が多くないヨキッチも「彼が評価していると言ってくれた。それは良いことばかりだった。すごく感謝しているし、レジェンドがこうして話してくれるのはいいことだ。自分にとっても素晴らしいことさ」と喜んでいた。
ナゲッツにはジャマール・マレー、アーロン・ゴードン、マイケル・ポーターJr.、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープがヨキッチと先発陣を形成し、ベンチにはレジー・ジャクソンやクリスチャン・ブラウン、ペイトン・ワトソンらが控えている。
ただ、チームの絶対的な柱はあくまでヨキッチ。彼がボールを持ってマレーやゴードンと2メンゲーム、あるいは自ら攻めつつ、チームメイトがオフボールムーブからパスを受け取ってイージーショットを狙うなど、この男の存在なくして近年のナゲッツの躍進や昨季の優勝はなかった。
ウォルトンはそんなヨキッチに最大級の賛辞を送っていた。
「彼は歴代最高のバスケットボールプレーヤーの1人。彼を制限しようとすると痛い目に遭う。申し分ないスコアラーだし、見事なリバウンダーで、信じられないほど素晴らしいパサー。そして最高のチームメイトでもある。彼にはすべてが備わっている。彼を制限しようとしてはいけないし、閉じ込めてもいけない。ニコラ・ヨキッチには限界がないんだ」
得点・リバウンド・プレーメーキングの3拍子が揃ったヨキッチは、2月19日に29歳を迎え、今まさに全盛期にあると言っていい。連覇を目指すナゲッツの最重要人物のパフォーマンスはこれから先も必見だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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「彼の素晴らしいところは、チームにフォーカスしていることにある。完璧という表現さえも上回っているよ。それがニコラ・ヨキッチなんだ。世界のベストプレーヤーだ。私はデンバー・ナゲッツのバスケットボールをたくさん観ていて、毎回笑みを浮かべてしまう。それほど素晴らしいものなんだ」
現役時代、万能センターとして鳴らしたウォルトンの称賛に、普段はあまり口数が多くないヨキッチも「彼が評価していると言ってくれた。それは良いことばかりだった。すごく感謝しているし、レジェンドがこうして話してくれるのはいいことだ。自分にとっても素晴らしいことさ」と喜んでいた。
ナゲッツにはジャマール・マレー、アーロン・ゴードン、マイケル・ポーターJr.、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープがヨキッチと先発陣を形成し、ベンチにはレジー・ジャクソンやクリスチャン・ブラウン、ペイトン・ワトソンらが控えている。
ただ、チームの絶対的な柱はあくまでヨキッチ。彼がボールを持ってマレーやゴードンと2メンゲーム、あるいは自ら攻めつつ、チームメイトがオフボールムーブからパスを受け取ってイージーショットを狙うなど、この男の存在なくして近年のナゲッツの躍進や昨季の優勝はなかった。
ウォルトンはそんなヨキッチに最大級の賛辞を送っていた。
「彼は歴代最高のバスケットボールプレーヤーの1人。彼を制限しようとすると痛い目に遭う。申し分ないスコアラーだし、見事なリバウンダーで、信じられないほど素晴らしいパサー。そして最高のチームメイトでもある。彼にはすべてが備わっている。彼を制限しようとしてはいけないし、閉じ込めてもいけない。ニコラ・ヨキッチには限界がないんだ」
得点・リバウンド・プレーメーキングの3拍子が揃ったヨキッチは、2月19日に29歳を迎え、今まさに全盛期にあると言っていい。連覇を目指すナゲッツの最重要人物のパフォーマンスはこれから先も必見だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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