12月23日（日本時間24日）、ＮＢＡが第９週（現地12月16～22日）の週間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからトロント・ラプターズのカイル・ラウリー、ウエスタン・カンファレンスからオクラホマシティ・サンダーのデニス・シュルーダーが選出された。

　期間中の４試合で平均24.5点（フィールドゴール成功率44.8％、３ポイント成功率42.4％、フリースロー成功率77.4％）、6.5リバウンド、10.0アシストをマークしたラウリーは、2016年３月以来６度目の受賞。12月18日（同19日）のデトロイト・ピストンズ戦で今季初のトリプルダブルを達成するなど、４試合中３試合で20点、10アシスト以上をマークしチームを４連勝に導いた。

　とりわけ異彩を放ったのが、22日（同23日）にホームで行なわれたダラス・マーベリックス戦。パスカル・シアカムとマルク・ガソルを欠いたこの一戦で、ラウリーは32得点、８リバウンド、10アシストと躍動。第３クォーター残り２分半で30点ビハインドと敗色濃厚ななか、第４クォーターだけで20得点を奪う獅子奮迅の活躍で、球団史上最大となる大逆転勝利の立役者となった。昨季の平均14.2点から今季は20.2点まで数字を伸ばしている司令塔の活躍もあり、チームは21勝８敗でイースト３位タイと好調を維持している。
  　同じくチームの４連勝に貢献したシュルーダーは、平均25.3点（フィールドゴール成功率50.7％、３ポイント成功率40.0％、フリースロー成功率92.6％）、5.3リバウンド、6.0アシストをマークし、キャリア７年目で嬉しい初受賞となった。

　18日（同19日）のメンフィス・グリズリーズ戦で今季自己最多タイの31得点、７アシストをあげたシュルーダーは、22日（同23日）のロサンゼルス・クリッパーズ戦でも28得点の活躍で強豪撃破に貢献。今季はここまで全試合でベンチ出場ながら、チーム２位の平均18.1点を記録。ウエスト７位（15勝14敗）と健闘を見せるチームで重要なピースを担い、今季の最優秀シックスマン候補に名乗りを上げている。

　第10週、23日（同24日）にインディアナ・ペイサーズに敗れ連勝が５でストップしたラプターズは、25日（同26日）と28日（同29日）にホームとアウェーでボストン・セルティックスと連戦。29日（同30日）にはシュルーダー擁するサンダーとホームで激突する。ホーム４連勝と波に乗るサンダーは、３日の休養を挟み26日（同27日）にグリズリーズと対戦。その後、敵地でシャーロット・ホーネッツ、ラプターズと相まみえる。

構成●ダンクシュート編集部