4月8日(日本時間9日、日付は以下同)、米スポーツ専門局『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者のポッドキャスト番組『Woj Pod』の最新エピソードに、サクラメント・キングスのドマンタス・サボニスがゲスト出演した。
キングスは7日にホームでブルックリン・ネッツを107-77で一蹴。レギュラーシーズン4試合を残した時点でウエスタン・カンファレンス8位の45勝33敗(勝率57.7%)につけている。
チームはケビン・ハーターが左肩の手術でシーズンを終え、シックスマンのマリーク・モンクも右ヒザの捻挫で離脱中と、戦力ダウンを余儀なくされるなか、ディアロン・フォックスとサボニスの2枚看板を中心に奮闘を見せている。
27歳のビッグマンはここまで78試合に出場し、平均19.5点、13.8リバウンド、8.3アシストにフィールドゴール成功率59.5%をマーク。リバウンドとアシストはキャリアハイで、リバウンドはリーグトップ、アシストも同5位にランクしている。
サボニスが好調を維持している要因。それはソーシャルメディアから距離を置いたことだという。
「シーズン始めに自分のソーシャルメディアを全部削除したんだ。それが人生で最高の結果になっているよ。もうそのことについて気にする必要もないからね。とにかくコートに立って自分のゲームをプレーすること。僕にはコーチ陣や家族、チームメイトがいて、彼らの意見こそが最も重要なんだ」
サボニスはインスタグラムのアカウントこそ開幕後も更新しているが、X(旧Twitter)アカウントはインディアナ・ペイサーズ在籍時の2021年に削除している。
「良いか悪いかじゃないんだ。あれは自分の心へこっそり入り込んでくる。だから見なければいいのさ。あくまで僕の意見だけどね」
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、プレーオフに入るとSNSを遮断することは有名だが、サボニスの行動は徹底している。
それが奏功しているのは間違いない。シーズンを通じてサボニスは健康体を保ち、昨年12月2日のデンバー・ナゲッツ戦から現在まで61試合連続でダブルダブルを記録中。
今季のダブルダブル74回、トリプルダブル26回はどちらもリーグトップ。特に前者は1980-81シーズンのモーゼス・マローン(74回/当時ヒューストン・ロケッツ)以来では最多の数字だ。
ペイントエリアで身体を張ってリバウンドを量産する一方、トランジションやハーフコートではプレーメーカーとなって味方の得点機会も演出するオールラウンダーは、SNSから離れたことで他にもメリットがあったと明かした。
「もう最高だよ。自由な時間がたくさん取れるようになった。心もクリアになったしね。映像を観て自分自身でトライしたり学べている。(SNS上の)誰かの声に耳を傾けたり、発言を目にすることもないんだ」
今季はオールスター出場こそ落選したものの、周囲の雑音をシャットダウンしたことで充実したシーズンを送っているだけに、今後はNBA選手の間で"SNS断ち"が流行するかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
「ここのファンは多くのものを与えてくれる」サボニスが生涯キングス宣言!「ずっと在籍したいと思える場所なんだ」<DUNKSHOOT>
スターになっても"謙虚"。好調キングスをコート内外で支える万能戦士ドマンタス・サボニス<DUNKSHOOT>
リトアニアが生んだ伝説のビッグマン、アルビダス・サボニスは今…。「母国の顔」、「父」として奮闘する日々
キングスは7日にホームでブルックリン・ネッツを107-77で一蹴。レギュラーシーズン4試合を残した時点でウエスタン・カンファレンス8位の45勝33敗(勝率57.7%)につけている。
チームはケビン・ハーターが左肩の手術でシーズンを終え、シックスマンのマリーク・モンクも右ヒザの捻挫で離脱中と、戦力ダウンを余儀なくされるなか、ディアロン・フォックスとサボニスの2枚看板を中心に奮闘を見せている。
27歳のビッグマンはここまで78試合に出場し、平均19.5点、13.8リバウンド、8.3アシストにフィールドゴール成功率59.5%をマーク。リバウンドとアシストはキャリアハイで、リバウンドはリーグトップ、アシストも同5位にランクしている。
サボニスが好調を維持している要因。それはソーシャルメディアから距離を置いたことだという。
「シーズン始めに自分のソーシャルメディアを全部削除したんだ。それが人生で最高の結果になっているよ。もうそのことについて気にする必要もないからね。とにかくコートに立って自分のゲームをプレーすること。僕にはコーチ陣や家族、チームメイトがいて、彼らの意見こそが最も重要なんだ」
サボニスはインスタグラムのアカウントこそ開幕後も更新しているが、X(旧Twitter)アカウントはインディアナ・ペイサーズ在籍時の2021年に削除している。
「良いか悪いかじゃないんだ。あれは自分の心へこっそり入り込んでくる。だから見なければいいのさ。あくまで僕の意見だけどね」
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、プレーオフに入るとSNSを遮断することは有名だが、サボニスの行動は徹底している。
それが奏功しているのは間違いない。シーズンを通じてサボニスは健康体を保ち、昨年12月2日のデンバー・ナゲッツ戦から現在まで61試合連続でダブルダブルを記録中。
今季のダブルダブル74回、トリプルダブル26回はどちらもリーグトップ。特に前者は1980-81シーズンのモーゼス・マローン(74回/当時ヒューストン・ロケッツ)以来では最多の数字だ。
ペイントエリアで身体を張ってリバウンドを量産する一方、トランジションやハーフコートではプレーメーカーとなって味方の得点機会も演出するオールラウンダーは、SNSから離れたことで他にもメリットがあったと明かした。
「もう最高だよ。自由な時間がたくさん取れるようになった。心もクリアになったしね。映像を観て自分自身でトライしたり学べている。(SNS上の)誰かの声に耳を傾けたり、発言を目にすることもないんだ」
今季はオールスター出場こそ落選したものの、周囲の雑音をシャットダウンしたことで充実したシーズンを送っているだけに、今後はNBA選手の間で"SNS断ち"が流行するかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
「ここのファンは多くのものを与えてくれる」サボニスが生涯キングス宣言!「ずっと在籍したいと思える場所なんだ」<DUNKSHOOT>
スターになっても"謙虚"。好調キングスをコート内外で支える万能戦士ドマンタス・サボニス<DUNKSHOOT>
リトアニアが生んだ伝説のビッグマン、アルビダス・サボニスは今…。「母国の顔」、「父」として奮闘する日々