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NBAで“ゴンザガ大デュオ”結成?ケガ人続出のウィザーズが八村塁の大学時代の同僚と契約!

秋山裕之

2019.12.27

ピストンズ戦後に再診断を受ける予定と報じられていた八村だが、具体的な復帰時期は未定となっている。(C)Getty Images

 12月26日(日本時間27日)。ワシントン・ウィザーズは敵地リトル・シーザーズ・アリーナへ乗り込み、デトロイト・ピストンズと対戦。102-132で惨敗を喫した。

 この日のピストンズは2枚看板のアンドレ・ドラモンド、ブレイク・グリフィンという2人のオールスターが揃って先発出場。インサイドを制圧した上、3ポイントを19本(成功率39.6%)も決めた。

 ウィザーズはこの日もエースのブラッドリー・ビールに頼らざるをえない状況になった。しかし頼みのビールも第2クォーター途中で右足に違和感を覚え、第3クォーター途中でベンチへ下がると、その後コートには戻らず。

 ピストンズが主力を下げた第4クォーターこそ26-26と奮戦したウィザーズだったが、第3クォーターまでに大差をつけられ今季2度目の連勝はならなかった。

 ウィザーズのトップスコアラーは、先日2WAY契約を結んだばかりのアンジェス・パセチニクスの17得点。続いてビールとジョーダン・マクレーがそれぞれ15得点、トロイ・ブラウンJr.が13得点、ゲイリー・ペイトン二世が10得点、5リバウンド、5アシスト、2ブロックをマークした。
 
 ケガ人続出のウィザーズは、この日、ビッグマンのジョナサン・ウィリアムズと契約を結び、早速ピストンズ戦に出場させるという非常事態。午前中のチーム練習には参加したものの、今季プレーしていたイスラエルから昨日アメリカに到着したばかりという強行スケジュールで試合に挑んだ。

 それでも、24歳のハードワーカーはいきなりゲームハイとなる32分37秒プレー。9得点、8リバウンド、2アシスト、1ブロックと、及第点を与えられるパフォーマンスを見せたことは良い兆候だろう。

 ウィリアムズは2016年から2年間、八村塁とともにゴンザガ大でプレーしたパワーフォワードで、昨季はドラフト外でロサンゼルス・レイカーズと契約。24試合に出場して平均6.5点、4.1リバウンドを記録していた。

 チームの日本語版公式ツイッターへ「ルイはすごくいいヤツで、いいチームメイトだった。彼とは仲がいいから、一緒にプレーするのが楽しみ」と笑顔で語っていた。

 ケガ人が多いウィザーズだが、とりわけフロントコートは脆弱となっており、トーマス・ブライアント、モリッツ・ヴァグナー、ダービス・ベルターンスに八村と、シーズン序盤をアキレス腱の故障で欠場していたイアン・マヒンミ以外のロースターが軒並み戦線離脱している。