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セルティックスが講じたキャブズ撃破の“秘策”「僕に絶対リバウンドさせないと感じた」とモーブリーが告白<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.05.13

モーブリーは「僕にリバウンドさせないことを重点に置いている」とセルティックスの戦略を分析した。(C)Getty Images

 今季、6シーズンぶりにカンファレンス準決勝へと駒を進めたクリーブランド・キャバリアーズ。その舞台で優勝候補ボストン・セルティックスに最初の2試合で1勝1敗、相手のホームコート・アドバンテージを奪ったものの、続く第3戦に93-106で敗れ、シリーズ戦績は1勝2敗となった。

 この試合、キャブズはドノバン・ミッチェルが33得点に6リバウンド、2スティールと攻守で奮闘。そのほか、エバン・モーブリーが17得点、8リバウンド、ダリアス・ガーランドが15得点、6アシスト、キャリス・ルバートが15得点、6リバウンドを残すも、勝利には届かなかった。

 第2戦でゲームハイの10リバウンドをもぎ取っていたモーブリーは、第3戦を終えて米メディア『Clutch Points』へこう漏らしていた。

「相手は僕に"リバウンドを獲らせないこと"に重点を置いていると間違いなく感じた。それでも対抗し、毎回リバウンドを奪おうとやってみた。けど解決策を見出せない時だってある。
 
 相手は僕らのポゼッションを通して自分のことを追跡し、いい仕事をした。ガード陣がレイアップしたら、いつでも僕を見つけ出し、ボードから遠ざけようとしていたんだ」

 両チームによるシリーズは、ここまでいずれも勝利チームが相手に13点差以上をつけて白星を手にしている。そして初戦はセルティックス(55-38)、第2戦ではキャブズ(44-31)、第3戦ではセルティックス(44-35)が、リバウンド面で優位に立っている。

 セルティックスはクリスタプス・ポルジンギス(ふくらはぎ)、キャブズはジャレット・アレン(肋骨)が故障により3試合連続で欠場中。アレンはシリーズ中に復帰する可能性があるのだが、13日の第4戦で出場できるかは微妙なところだ。

「スイッチをたくさんしてきた。前回、相手は僕にいろんなディフェンダーをぶつけてきた。僕をスローダウンさせようとしているんだと感じた。彼らがスイッチしてきたら、僕らとしてはこれまでとは違うアドバンテージを見つけ出す必要がある」
 
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キャブズがセルティックスに対抗するには……