2019年夏の移籍マーケットにおいてブルックリン・ネッツはスーパースターのケビン・デュラントとカイリー・アービング、ロールプレーヤーのディアンドレ・ジョーダン、ウィルソン・チャンドラーらを獲得し、オフの最大の勝者となった。2度のファイナルMVP受賞歴のあるデュラントはケガで今季は全休の可能性が高く、本当の勝負は来季という声も多いが、現有戦力でもイースタン・カンファレンスで上位に食い込める力を持ったチームと思われた。
しかし12月29日現在、ネッツは16勝15敗でイースト7位。6位のインディアナ・ペイサーズに4ゲーム差をつけられており、プレーオフ出場は安泰とは言い難い状況にある。
成績が伸び悩んでいる原因についてケニー・アトキンス・ヘッドコーチは次のように語った。
「我々の課題はディフェンスだ。1試合平均であと5点は失点を抑えたい。ディフェンスで主導権を握れる試合では、それがオフェンスにも影響してシュートセレクションも向上している。アービング、スペンサー・ディンウィディー、ジョー・ハリスはバックコートからのオフェンスを得意とする選手。良いディフェンスができた試合で彼らは高いシュート成功率を残せているから、シーズンをかけて改善に取り組んでいく必要がある」
さらにコート外での問題も浮上。新加入のアービングが早くもチーム内で腫れ物のように扱われ始めているのだ。今季はデュラントの離脱でアービングにはエース兼リーダーの役割が期待されていたが、ここまで半分以上の試合を欠場しており、自身が出場時のチーム成績は4勝7敗(不在時は12勝8敗)にとどまっている。
昨季まで所属していたボストン・セルティックスでアービングはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、マーカス・スマートらとソリが合わず、それがチームケミストリーに影響を及ぼしていたのは紛れもない事実だ。今季のアービングは欠場こそ多いものの、キャリアハイの平均28.5点、7.2アシストを残しているように実力は申し分ない。ただ彼はボールを持ってこそナンボの選手。エース不在時とは同じ基盤の中での試合運びができないネッツの若手は、フラストレーションを感じずにはいられないのだ。
以前、デュラントはオクラホマシティー・サンダー時代にラッセル・ウエストブルックとの関係性についてこう言ったことがあった。
「チーム内での選手同士の衝突などあり得ない。選手たちはお互いにどうバスケットボールに取り組み、それがスキルのレベルだったり、メンタル的なものだったり、常にそういう環境に置かれてプレーしているから、半分もお互いを理解できていれば良い方だと思う。問題はそもそもの他人同士がどういう過程を通過して同じ目標に辿り着こうとするかだ」
しかし12月29日現在、ネッツは16勝15敗でイースト7位。6位のインディアナ・ペイサーズに4ゲーム差をつけられており、プレーオフ出場は安泰とは言い難い状況にある。
成績が伸び悩んでいる原因についてケニー・アトキンス・ヘッドコーチは次のように語った。
「我々の課題はディフェンスだ。1試合平均であと5点は失点を抑えたい。ディフェンスで主導権を握れる試合では、それがオフェンスにも影響してシュートセレクションも向上している。アービング、スペンサー・ディンウィディー、ジョー・ハリスはバックコートからのオフェンスを得意とする選手。良いディフェンスができた試合で彼らは高いシュート成功率を残せているから、シーズンをかけて改善に取り組んでいく必要がある」
さらにコート外での問題も浮上。新加入のアービングが早くもチーム内で腫れ物のように扱われ始めているのだ。今季はデュラントの離脱でアービングにはエース兼リーダーの役割が期待されていたが、ここまで半分以上の試合を欠場しており、自身が出場時のチーム成績は4勝7敗(不在時は12勝8敗)にとどまっている。
昨季まで所属していたボストン・セルティックスでアービングはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、マーカス・スマートらとソリが合わず、それがチームケミストリーに影響を及ぼしていたのは紛れもない事実だ。今季のアービングは欠場こそ多いものの、キャリアハイの平均28.5点、7.2アシストを残しているように実力は申し分ない。ただ彼はボールを持ってこそナンボの選手。エース不在時とは同じ基盤の中での試合運びができないネッツの若手は、フラストレーションを感じずにはいられないのだ。
以前、デュラントはオクラホマシティー・サンダー時代にラッセル・ウエストブルックとの関係性についてこう言ったことがあった。
「チーム内での選手同士の衝突などあり得ない。選手たちはお互いにどうバスケットボールに取り組み、それがスキルのレベルだったり、メンタル的なものだったり、常にそういう環境に置かれてプレーしているから、半分もお互いを理解できていれば良い方だと思う。問題はそもそもの他人同士がどういう過程を通過して同じ目標に辿り着こうとするかだ」
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