"キング"ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、2年連続得点王のジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)、昨季ファイナルMVPのカワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)……。ウエスタン・カンファレンスの上位チームには絶対的なスターが君臨する一方、"トップ5"の地位を固めるデンバー・ナゲッツには世界に名を轟かせる選手はない。それでも、驚異の万能ビッグマンであるニコラ・ヨキッチを中心にフランチャイズの歴史を塗り替えるチャレンジに挑んでいる。
ナゲッツは1980年代、リーグ屈指のオフェンシブチームとして知られた。1981-82シーズンには、アレックス・イングリッシュとキキ・ヴァンダウェイのスコアラー2人を擁し、レギュラーシーズン全試合で100点以上を記録。両チーム合計の1試合歴代最高得点(370点)が生まれた83-84シーズンの一戦もナゲッツ絡みのカード(デトロイト・ピストンズ戦/184-186で敗戦)であり、当時はディフェンスよりもオフェンスを重視するスタイルだった。
1990年代の低迷期を経て、カーメロ・アンソニー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)が加入した2003年から再び攻撃力を取り戻してプレーオフチームに復活。アレン・アイバーソンも在籍した2007-08シーズンはリーグ2位の平均110.7点を叩き出した。
その一方で、今のナゲッツは平均得点でリーグ21位(108.3)。逆に、平均103.1失点はトップ、ディフェンシブ・レーティング(104.5)でも5位とディフェンスを武器とするチームだ。
2015-16シーズンから指揮を執るマイケル・マローン・ヘッドコーチ(HC)は、ヨキッチを中心としたチーム作りを進めてきたなかで、現在の陣容についてこのように語る。
「2年目(16-17シーズン)、我々は二コラをスターティングラインナップに配置し、彼を通してプレーするという組織として大きな決断をした。そこから我々のオフェンスはトップ5だった。今ニコラを補完する選手で周りを固める必要がある。彼は信じられないほど素晴らしいパサーで、アンセルフィッシュでIQも高い。だから周囲はシュートを打つことができるが、逆にボールを持たずに走って動ける選手が必要なんだ」
ナゲッツは決してヨキッチのワンマンチームではない。ジャマール・マレーが2枚看板の相棒を務め、『ESPN』が算出する「リアルプラスマイナス(コートにいる時間において、相手チームとの得失点差を表す指標)」でシューティングガード部門3位(3.52)につける中堅のウィル・バートンと百戦錬磨のポール・ミルサップが脇を固める。
ナゲッツは1980年代、リーグ屈指のオフェンシブチームとして知られた。1981-82シーズンには、アレックス・イングリッシュとキキ・ヴァンダウェイのスコアラー2人を擁し、レギュラーシーズン全試合で100点以上を記録。両チーム合計の1試合歴代最高得点(370点)が生まれた83-84シーズンの一戦もナゲッツ絡みのカード(デトロイト・ピストンズ戦/184-186で敗戦)であり、当時はディフェンスよりもオフェンスを重視するスタイルだった。
1990年代の低迷期を経て、カーメロ・アンソニー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)が加入した2003年から再び攻撃力を取り戻してプレーオフチームに復活。アレン・アイバーソンも在籍した2007-08シーズンはリーグ2位の平均110.7点を叩き出した。
その一方で、今のナゲッツは平均得点でリーグ21位(108.3)。逆に、平均103.1失点はトップ、ディフェンシブ・レーティング(104.5)でも5位とディフェンスを武器とするチームだ。
2015-16シーズンから指揮を執るマイケル・マローン・ヘッドコーチ(HC)は、ヨキッチを中心としたチーム作りを進めてきたなかで、現在の陣容についてこのように語る。
「2年目(16-17シーズン)、我々は二コラをスターティングラインナップに配置し、彼を通してプレーするという組織として大きな決断をした。そこから我々のオフェンスはトップ5だった。今ニコラを補完する選手で周りを固める必要がある。彼は信じられないほど素晴らしいパサーで、アンセルフィッシュでIQも高い。だから周囲はシュートを打つことができるが、逆にボールを持たずに走って動ける選手が必要なんだ」
ナゲッツは決してヨキッチのワンマンチームではない。ジャマール・マレーが2枚看板の相棒を務め、『ESPN』が算出する「リアルプラスマイナス(コートにいる時間において、相手チームとの得失点差を表す指標)」でシューティングガード部門3位(3.52)につける中堅のウィル・バートンと百戦錬磨のポール・ミルサップが脇を固める。