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八村の復帰は1月中旬か?28日には昨季MVPとの注目マッチアップも

秋山裕之

2020.01.01

八村の復帰は1月中旬が濃厚だ。(C)Getty Images

 12月30日(日本時間31日、日付は以下同)に行なわれたマイアミ・ヒート戦に123-105で勝利したワシントン・ウィザーズは、イースタン・カンファレンス12位の10勝22敗という成績で2019年の全日程を終了。12月はケガ人が続出した影響もあり、ロースターのローテーションに苦しんだ結果、4勝11敗と大きく負け越してしまった。

 現在、八村塁は鼠径部打撲のため欠場中だが、12月は8試合に出場して平均34.3分、17.3点、6.6リバウンドをマーク。2試合以上プレーしたルーキーのなかで、いずれもトップの数字を残した。

 31日のチーム練習を終えたスコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)は、メディアに向けた囲み取材で、「ルイがいなくて寂しい。2週間ほど経ったらまた診断を受ける予定だ。2日前、(トミー・)シェパード・ゼネラルマネージャー(GM)と彼の自宅に行ってきたが、非常に前向きだった。"15年のキャリアを積むとしたら、ルーキーイヤーに1か月くらい離脱することなんて、たいしたことない"と伝えたよ」とコメント。ブルックスHCのこの発言から、八村の復帰は最短でも1月中旬になることが予想される。
 
 では、今月のウィザーズのスケジュールを見てみよう。1月は31日間で15試合、およそ2日に1試合というハードな日程が組まれている。さらに最初の7戦中6戦がホームゲームながら、後半にはイーストのチーム相手にアウェー4連戦を行なう予定だ。

 また、15試合のうち12試合はイーストの球団との対戦で、ウエスタン・カンファレンスのチームとは3試合のみ。3、4日にそれぞれポートランド・トレイルブレイザーズ、デンバー・ナゲッツとの連戦があり、12日にはユタ・ジャズとのカードが組まれている。

 八村は2週間後に再検査を受ける予定と指揮官が語っていたものの、ウィザーズは15日にシカゴ・ブルズ、17日にトロント・ラプターズとアウェー2連戦があるため、その前後で医師の診断を仰ぎ、復帰できるかどうか決まることになりそうだ。
 
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