ロサンゼルス・レイカーズと並び、優勝回数でNBA最多を誇るボストン・セルティックス。現在王手をかけているファイナルでダラス・マーベリックスを下せば、単独トップとなる18回目の栄冠となるが、それを最も望んでいるのは御大ボブ・クージーかもしれない。
6月13日、セルティックスの地元紙『Boston Globe』が、以下のようにクージーの言葉を伝えている。
「私はもう95歳。墓に片足を突っ込んでいて、ほとんど動けない。オーバータイムにいることはわかっている。だからこそ人生のすべてが、より意味のあるものになる。そして、最後に私が見たいことのひとつが、セルティックスがNo.18(18回目の優勝)のバナーを掲げることだ」
1928年にニューヨークで生まれたクージーは、大学卒業後の50年にNBA入り。独創的なドリブルやノールックパスなど、創設5年目のリーグに魅せるバスケをもたらし、黎明期のスターPGとして活躍した。
53~60年には8年連続アシスト王に輝き、MVPを受賞した56-57シーズンには入団1年目のビル・ラッセル、トム・ハインソーンらのちの殿堂入り選手たちとともにセルティックスの初優勝に貢献。彼らを中心としたチームはその後、59~66年にかけて前人未到の8連覇を成し遂げたが、クージーは5連覇達成後の63年に現役を退いた(69-70シーズンに1年だけ復帰し、71年に殿堂入り)
2022年7月に後輩のラッセルが88歳でこの世を去り、57年の初代優勝メンバーで存命なのはクージーただ1人。また、6月12日には同時代を生きたレイカーズのレジェンド、ジェリー・ウエストが86歳で亡くなったばかりだ。
セルティックスはNBA最多となる18回目の優勝を飾り、クージーの願いを叶えることができるか。
構成●ダンクシュート編集部
セルティックスの「歴代ベスト5」を選定!“特例”でSFはふたり、“史上最も偉大なウィナー”も外せない
6月13日、セルティックスの地元紙『Boston Globe』が、以下のようにクージーの言葉を伝えている。
「私はもう95歳。墓に片足を突っ込んでいて、ほとんど動けない。オーバータイムにいることはわかっている。だからこそ人生のすべてが、より意味のあるものになる。そして、最後に私が見たいことのひとつが、セルティックスがNo.18(18回目の優勝)のバナーを掲げることだ」
1928年にニューヨークで生まれたクージーは、大学卒業後の50年にNBA入り。独創的なドリブルやノールックパスなど、創設5年目のリーグに魅せるバスケをもたらし、黎明期のスターPGとして活躍した。
53~60年には8年連続アシスト王に輝き、MVPを受賞した56-57シーズンには入団1年目のビル・ラッセル、トム・ハインソーンらのちの殿堂入り選手たちとともにセルティックスの初優勝に貢献。彼らを中心としたチームはその後、59~66年にかけて前人未到の8連覇を成し遂げたが、クージーは5連覇達成後の63年に現役を退いた(69-70シーズンに1年だけ復帰し、71年に殿堂入り)
2022年7月に後輩のラッセルが88歳でこの世を去り、57年の初代優勝メンバーで存命なのはクージーただ1人。また、6月12日には同時代を生きたレイカーズのレジェンド、ジェリー・ウエストが86歳で亡くなったばかりだ。
セルティックスはNBA最多となる18回目の優勝を飾り、クージーの願いを叶えることができるか。
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