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国内バスケ

元NBA選手の活躍度をチェック!巻き返しを図る三遠の重要なピースを担う3人の実力派【三遠ネオフェニックス】

鳴神富一

2020.01.09

レイカーズに3シーズン在籍したイーバンクス。現在はケガで離脱中だが、復帰後の爆発が期待される。(C)Getty Images、B.LEAGUE

レイカーズに3シーズン在籍したイーバンクス。現在はケガで離脱中だが、復帰後の爆発が期待される。(C)Getty Images、B.LEAGUE

 日本のプロバスケットボールリーグ、Bリーグは今季で設立4年目を迎えた。同リーグは年を追うごとに成長を続け、ネームバリューのある外国籍選手たちも増加。そのなかにはNBAでプレー経験のある選手も少なくない。現在Bリーグで戦っている元NBA選手たちはどのような経歴で日本にやってきたのか。そして、どんな活躍を見せているのか――。

 過去3回は強豪ひしめくB1東地区のチームに在籍する元NBA選手たちの活躍を伝えてきたが、今回からはB1中地区のチームに所属するプレーヤーを紹介しよう。第1弾は3人のNBA経験者を揃える三遠ネオフェニックス(以下、三遠)。今季は開幕から泥沼の16連敗を喫したが、12月7日のレバンガ北海道との試合で待望のシーズン初勝利あげ、後半戦の巻き返しを期している。

 今季新たにチームにやってきたデビン・イーバンクスは、2010年のNBAドラフト2巡目43位でロサンゼルス・レイカーズから指名を受けた。その後2010-11シーズンから3年間で63試合に出場。3シーズンとも平均4点以下と脇役の域を出ることはなかったが、リーグ屈指の名門でコビー・ブライアント、スティーブ・ナッシュ、ドワイト・ハワードといったスーパースターと一緒にプレーしている。
 
 NBAを去った後はDリーグ(現Gリーグ)やイスラエルを皮切りに、メキシコ、プエルトリコ、ドミニカ共和国、フランス、イタリアと様々な国で経験を積み、今季から三遠に加入。序盤戦から類まれな得点力を見せつけ、10試合で平均25.6点、7.1リバウンドと猛威を振るっている。とりわけ3ポイント成功率は45.9%と高確率で、11月9日の川崎ブレイブサンダース戦では8本中7本を沈め36得点をマーク。現在は左鼠径部症候群によりインジュアリー(故障者)リストに登録されており、復帰が待ち遠しいところだ。

 今季途中までシーホース三河に在籍し、12月6日に短期契約を結んだミッケル・グラッドネスは、2011−12シーズンにマイアミ・ヒートとゴールデンステイト・ウォリアーズで26試合に出場。その年のウォリアーズはクレイ・トンプソンが加入し、ステフィン・カリーとのスプラッシュ・ブラザーズが誕生した時代だった。グラッドネス自身はシーズン終盤の7試合に先発出場するも、平均3点と大きな結果を残せずその年限りで退団。翌シーズンもヒートと契約するも開幕前に解雇され、Dリーグを経てオセアニアやヨーロッパを戦場にしてきた。
 
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