パリ五輪

【パリ五輪】アメリカの“最重要人物”はレブロンではなくデュラント?パーキンスが持論「接戦になれば、ボールは彼の手に渡ることになる」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.31

セルビア戦でデュラントとレブロンは、ともに20得点超えの活躍でアメリカを勝利に導いた。(C)Getty Images

 パリ五輪で5大会連続の金メダル獲得を狙うアメリカ(FIBAランキング1位)は、現地時間7月28日(日本時間29日)のグループリーグ初戦でセルビア(同4位)を110-84で下し、白星スタートを飾った。

 39歳のレブロン・ジェームズと35歳のケビン・デュラントがチームを牽引したなか、元NBA選手のケンドリック・パーキンスは、ベテランスターのどちらがより重要な存在か見解を述べている。

 歴代最高級とも言われる豪華メンバーが名を連ねているアメリカ。セルビア戦にはステフィン・カリー、ドリュー・ホリデー、デビン・ブッカー、レブロン、ジョエル・エンビードの5人をスタメン起用して臨んだ。

 序盤にセルビアに2-10のランを許し、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は開始わずか2分41秒でタイムアウトを取らざるを得ない状況になったが、第1クォーター残り2分半にデュラントが投入されると、アメリカに一気に流れが傾いた。

 デュラントは最初のプレーで3ポイントを決めると、アメリカは21-6のランで逆転に成功。結局、途中出場のデュラントは前半だけで8本のシュートをすべて成功させて21得点、トータルでもチームトップの23得点、レブロンも21得点、7リバウンド、9アシストで勝利に貢献した。
 
 元NFL選手のロバート・グリフィン三世は、「レブロン・ジェームズは信じられない男だ。オリンピックが始まったが、39歳にしてチームのベストプレーヤーだ。まるでNBAファイナル第7戦のようにプレーしている。オフェンスでもディフェンスでも、世界最高の選手の称号に値することを何度も証明している」と"キング"を称賛。一方、パーキンスはまた違った意見を持っているようだ。

『ESPN』の番組『First Take』で「チームUSAが金メダルを獲得するには、レブロンとKDのどちらがより重要なキーファクターか」と尋ねられると、パーキンスは「エキシビションではレブロンがチームUSAのベストプレーヤーだった。でも、もしオリンピックのバスケットボールのファンで、もし自国を応援しているのなら、デュラントがいるチームを見た時、シーリングファンがついた夜を過ごすように快適に感じるだろう」と、デュラントを支持した。

「(セルビア戦では)デュラントが試合に入り、得点やショットメークで相手を意気消沈させた。試合が接戦になれば、ボールは彼の手に渡ることになる。前回、(東京五輪で)チームUSAが金メダルを手にした時、我々はそれを目の当たりにした。ケビン・デュラントの双肩に懸かっているんだ」

 年齢を考えると、レブロン、デュラントともに最後の五輪となる可能性が高い今大会。7月31日の南スーダン戦以降、両者がどのようなパフォーマンスでチームを牽引していくのか興味深い。

構成●ダンクシュート編集部

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