世界の壁はやはり高かった。

　パリオリンピックの男子バスケットボール競技は、日本時間８月４日までにグループラウンドの全日程が終了。日本代表は健闘を見せたものの３戦全敗で終戦、前回の東京五輪に続き12か国中11位という結果で幕を閉じた。

　各グループの結果は以下の通りだ。

■グループＡ最終結果
※カッコ内は得失点差。★＝決勝トーナメント進出。

１位　カナダ／３勝０敗（＋20）★
２位　オーストラリア／１勝２敗（－４）★
３位　ギリシャ／１勝２敗（－８）★
４位　スペイン／１勝２敗（－８）

■グループＢ最終結果
※カッコ内は得失点差。★＝決勝トーナメント進出。

１位　ドイツ／３勝０敗（＋47）★
２位　フランス／２勝１敗（＋２）★
３位　ブラジル／１勝２敗（－７）★
４位　日本／０勝３敗（－42）

■グループＣ最終結果
※カッコ内は得失点差。★＝決勝トーナメント進出。

１位　アメリカ／３勝０敗（＋64）★
２位　セルビア／２勝１敗（＋26）★
３位　南スーダン／１勝２敗（－17）
４位　プエルトリコ／０勝３敗（－73）

　各グル－プの上位２チームに加え、３位集団の中で成績上位のブラジルとギリシャが決勝トーナメントに進出。全体１位のアメリカのほか、ドイツ、フランス、オーストラリアが２大会連続の８強入り。南スーダンは初のオリンピックで１勝をあげたが、アメリカ戦の17点差負けが致命的となった。

　決勝トーナメントは現地６日に下記４カードの準々決勝でスタート。準決勝は８日、３位決定戦と決勝は10日に行なわれる。

＜準々決勝組み合わせ＞
※日付は日本時間。丸数字はグループラウンド終了時点の全体順位（ルール上、予選グループで同組だった国同士は準々決勝で対戦しない）。

６日18:00～　ドイツ②vsギリシャ⑧
６日21:30～　セルビア④vsオーストラリア⑥
７日01:00～　フランス⑤vsカナダ③
７日04:30～　ブラジル⑦vsアメリカ①
  　史上初の「ベスト８」を目指した日本は、初戦で昨年Ｗ杯王者のドイツに20点差で力負け。２戦目は地元フランス相手に残り16秒まで４点をリードしていたが、延長に持ち込まれ、最後は４点差で敗れた。２連敗同士で迎えた最終ブラジル戦も18点差をつけられ、３戦全敗、得失点差－42という形で幕を閉じた。

　予選敗退チームの最終順位は、９位南スーダン（Ｃ組３位得失点差－17）、10位スペイン（Ａ組４位同－８）、11位日本（Ｂ組４位同－42）、12位プエルトリコ（Ｃ組４位同－73）という結果に。日本は同じく３敗・得失点差－66で終わった前回の東京五輪から成長は見せたものの、８強の壁は高かった。

＜2021年東京五輪＞　０勝３敗：11位（12チーム中）
●77－88 vsスペイン
●81－116 vsスロベニア
●77－97 vsアルゼンチン

＜2024年パリ五輪＞　０勝３敗：11位（12チーム中）
●77－97 vsドイツ
●90－94 vsフランス
●84－102 vsブラジル

構成●ダンクシュート編集部