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パリ五輪

【パリ五輪】アメリカが大逆転で決勝進出!カリーが3P9本で36得点、レブロンはTD、土壇場でスターパワー炸裂<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.08.09

アメリカがラスト10分で13点差を大逆転。第4Qは32-15とスターパワーでセルビアをねじ伏せた。(C)FIBA

アメリカがラスト10分で13点差を大逆転。第4Qは32-15とスターパワーでセルビアをねじ伏せた。(C)FIBA

 現地8月8日、パリ五輪男子バスケットボールの準決勝が行なわれ、アメリカ(FIBAランキング1位)が95-91でセルビア(同4位)に勝利。ラスト10分で13点差を逆転し、2008年大会から続く五輪5連覇へあと1勝とした。

 今大会2度目の対戦となる両チーム。予選ラウンド初戦ではアメリカが26点差(110-84)で圧勝していたが、この日は序盤からハイレベルな打ち合いが展開された。

 アメリカはステフィン・カリーが開始4分で3ポイント4本の固め打ち。8分過ぎには5本目を沈めてチーム最初の23点中17点を奪うが、セルビアはフィールドゴール成功率64.7%(11/17)とチーム全体で上回り、31-23とリードして第1クォーターを終える。

 第2クォーターもセルビアの勢いは止まらず、残り6分24秒にはニコラ・ヨキッチの3点プレーで最大17点差(42-25)をつける。アメリカもレブロン・ジェームズやジョエル・エンビードら先発陣を中心に差を縮めるものの、相手の3ポイント攻勢を止められず、43-54と11点ビハインドで折り返しとなった。
 
 後半も互いに取られたら取り返す白熱の攻防を繰り広げる。エンビードの3ポイントでアメリカが差を詰めれば、セルビアもボグダン・ボグダノビッチの3ポイントとヨキッチの連続ゴールで対抗。アメリカはカリーとドリュー・ホリデーの連続3ポイントで一時6点差とするが、第3クォーター終了間際、マルコ・グドゥリッチに4点プレーを献上し、63-76と逆にリードを広げられて最後の10分を迎えることとなった。

 勝負の第4クォーター、あとがない王者アメリカは開始3分で10-2のランを作り5点差に接近。その後エンビードの7連続得点で2点差とすると、残り3分41秒にレブロンのレイアップでついに同点(84-84)に追いつく。

 直後に再逆転を許したものの、カリーの3ポイントとレブロンのドライビングレイアップなど一挙7点を連取してたちまちリードを5点に拡大。2点差に迫られた最終盤にはケビン・デュラントのジャンパーとカリーのフリースローで突き放し、息詰まる熱戦を制した。

 カリーが3ポイント14本中9本を成功させて今大会最多の34得点、8リバウンド、エンビードが19得点、レブロンが16得点、12リバウンド、10アシストで五輪史上4度目(自身2度目)のトリプルダブルを達成。40分のうち35分以上にわたってリードを許す劣勢をスターパワーで跳ね除け、ファイナルへと駒を進めた。

 アメリカは日本時間11日(04:30)の決勝で地元フランスと、惜しくも敗れたセルビアは銅メダルをかけ3位決定戦(日本時間10日18:00)でドイツと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部
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