NBAの2023-24シーズンのアシストランキングはインディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンが平均10.9本で初のタイトルを手にした。同部門は一般的にボールをコントロールしてゲームを組み立てるPG(ポイントガード)が数字を稼ぎやすいが、3位にニコラ・ヨキッチ(同9.0本/デンバー・ナゲッツ)、6位にドマンタス・サボニス(同8.2本/サクラメント・キングス)とトップ10に2人のセンターがランクインした。
リーグ創設から2000年代まで、センターの主な役割はゴール下での得点やリバウンド、ブロックと長身を生かしたプレーだった。しかし、選手のオールラウンド化が進む現代ではパスの技術も求められている。
9月23日(日本時間24日)に公開された『Ur.Perspectives』とのインタビューで、今夏にオクラホマシティ・サンダーに加入したアイザイア・ハーテンスタインが、歴代ビッグマンのトップ5パサーを挙げた。
「間違いなくニコラ・ヨキッチは入るね。それに父親の方のサボニス。面白いことに、彼はキャリア終盤にリーグ入りしたけど、めちゃくちゃパスが上手かった」
ヨキッチはレギュラーシーズンの通算トリプルダブル数で歴代4位の130回を誇る万能センター。一昨季は平均9.8アシスト、キャリアでも6.9本と、そのパス能力はビッグマンの枠を超え、歴代有数といっても過言ではない。
ドマンタスの父アルビダス・サボニスは30歳でポートランド・トレイルブレイザーズに入団し、7シーズンをプレー。キャリア平均は2.1本と決して多くないが、器用なボール捌きから華麗なアシストを繰り出すなど観客を魅了した。
そのほかパスの上手いビッグマンでは、ウィルト・チェンバレン(平均4.4本/元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)やブラデ・ディバッツ(同3.1本/元キングスほか)、2000年代以降ではパウ・ガソル(同3.2本/元ロサンゼルス・レイカーズほか)、マルク・ガソル(同3.4本/元メンフィス・グリズリーズほか)、ジョアキム・ノア(同2.8本/元シカゴ・ブルズほか)がいた。
そんななか、ハーテンスタインはヨキッチ、A・サボニスに次ぐメンバーにゴールデンステイト・ウォリアーズの優勝に貢献したアンドリュー・ボーガット(同2.2本)とドレイモンド・グリーン(同5.6本)、そしてD・サボニス(同4.8本)をチョイス。
「ウォリアーズ時代のアンドリュー・ホーガットは見事だった。それにドレイモンド・グリーン、あとドマンタス・サボニスも入れなきゃいけないね。彼のプレーはよく観ているんだ」
なお、ハーテンスタインも昨季はレギュラーシーズンでキャリアハイの2.5本、プレーオフでは3.5本と年々アシスト技術が向上している。
サンダーは運動量豊富な若手が多くいることから、26歳の期待の新戦力がペイントエリアでボールを手にした後、中継役になってチームメイトを生かす場面も出てくるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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そんななか、ハーテンスタインはヨキッチ、A・サボニスに次ぐメンバーにゴールデンステイト・ウォリアーズの優勝に貢献したアンドリュー・ボーガット(同2.2本)とドレイモンド・グリーン(同5.6本)、そしてD・サボニス(同4.8本)をチョイス。
「ウォリアーズ時代のアンドリュー・ホーガットは見事だった。それにドレイモンド・グリーン、あとドマンタス・サボニスも入れなきゃいけないね。彼のプレーはよく観ているんだ」
なお、ハーテンスタインも昨季はレギュラーシーズンでキャリアハイの2.5本、プレーオフでは3.5本と年々アシスト技術が向上している。
サンダーは運動量豊富な若手が多くいることから、26歳の期待の新戦力がペイントエリアでボールを手にした後、中継役になってチームメイトを生かす場面も出てくるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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