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レブロンの元同僚がブロニーのルーキーシーズンを予想!「周囲を良くできるという点で、素晴らしい仕事をしている」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.10.08

レブロンの息子として注目を集めるブロニー(左)。シャンパートは1年目は元レイカーズのボール(右)と似たようなものになると予想した。(C)Getty Images

 NBAの"キング"ことレブロン・ジェームズの息子であるブロニー・ジェームズは、来たる新シーズンに父親と同じロサンゼルス・レイカーズでプロキャリアをスタートさせる。

 史上初となる親子共闘に対する関心度は高い反面、ブロニーのプロへの適応に厳しい声も少なくないが、元NBA選手のイマン・シャンパートはある選手を引き合いに出して"渦中の二世"のルーキーシーズンを予想している。

 レブロンを父に持ち、デビュー前から注目の的となっている20歳のルーキーは、今年のNBAドラフト2巡目55位でレイカーズから指名を受けると、2巡目新人としては異例の4年契約を締結。ただ、サマーリーグでは4試合で平均8.8点、3.5リバウンド、1.0アシスト、0.8スティール、0.5ブロック、2.3ターンオーバー、フィールドゴール成功率35.0%(14/40)、3ポイント成功率15.8%(3/19)という成績だったように、純粋に戦力として考えれば、現在の実力ではローテーション入りは難しいだろう。

 2015~18年にクリーブランド・キャバリアーズでレブロンとチームメイトで、16年のフランチャイズ史上初優勝の喜びも分かち合ったシャンパートは『RG.ORG』のインタビューで、「レブロンはあと3年やると思う。ブロニーと2年間共闘したら引退するんじゃないか。その後、あともう1年間一緒にプレーしてくれたら言うことはない。息子が『アイツならできる』と思わせるつもりだろう」と語り、レイカーズのブロニー指名を支持した。

「(ドラフト指名は)賢い決断だ。彼(ブロニー)はちゃんとバスケができるし、武器を持っている。単純に、机上で選手を5人並べても上手くいかない。練習したり、トレードしたり、あらゆることをやっても(プレーオフ)1回戦で30点差で負けたりする。それだけ時間を費やすことはできないし、ブロニーはそういうタイプの選手ではない」
 
 レイカーズのJJ・レディック新HC(ヘッドコーチ)は、ブロニーのプレーを実際に見て、「守備面で本当にユニークなプレーができるし、素晴らしいディフェンダーになれると思う。攻撃面では、自分に何ができるかを見極めている最中だ。彼を育て上げるのが私たちの仕事だ」と語っていた。

 シャンパートは、ブロニーのルーキーシーズンは同じくレイカーズでキャリアをスタートさせたロンゾ・ボール(現シカゴ・ブルズ)と似たようなものになるだろうと予想している。

「人々はロンゾ・ボールを十分に評価していない。たとえ、自分に浮き沈みがあっても、彼はチームプレーをする。ほかの選手を巻き込むことができる。周囲を良くできるという点で、ブロニーは素晴らしい仕事をしていると思う。

(ブロニーは)周囲のリズムを崩さず、あまりドリブルをせずに仕事ができる。選手たちは調子を上げるために、ボールに多く触れようようとするが、彼はそうじゃない。すごく効率的なプレーをしている。決断を迫られるポジションでプレーすればするほど、その決断は本当に意味がある時に価値があるものとなる。きっと素晴らしい成長曲線を見ることができるだろう」

 偉大な"キング"の二世ゆえに、周囲からの目も必然的にバイアスがかかるが、シャンパートは「この夏に彼のプレーを見たけど、ミスをしても、ほかの選手たちと同様にルーキーとして起こったことのひとつでしかない。世間は『レブロンの息子だから完璧であるべきだ』と捉える。それを乗り越えて、周囲の目にかかわらず、キャリアをより良いものにすることに取り組めば、いいプロフェッショナルになるだろうね」と、アドバイスを送っていた。

構成●ダンクシュート編集部

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