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「日程の影響が大きい」ブルズに逆転負けしたホークスのヤングが連戦続きの過酷さを訴え。指揮官も「極めて異例な状況」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.11.11

ここ最近、ブルズは連戦続きの過酷なスケジュールを強いられている。(C)Getty Images

 アトランタ・ホークスは、ホームのステイトファーム・アリーナで臨んだ現地時間11月9日(日本時間10日、日付は以下同)のシカゴ・ブルズ戦で、前半を終えて70-60と10点のリードを奪取。フィールドゴール成功率54.8%(23/42)、3ポイント成功率42.9%(6/14)と高確率でショットを沈め、試合を優位に進めた。

 ところが、8点リードで迎えた第4クォーターにフィールドゴール成功率26.1%(6/23)、3ポイントを7本すべて落とすなど計15得点と急失速。逆にコビー・ホワイトに最終クォーターの11得点を含む35得点を献上し、最終スコア113-125で逆転負け。今季戦績をイースタン・カンファレンス11位の4勝7敗(勝率36.4%)とした。

 ホークスはジェイレン・ジョンソンが20得点、6リバウンド、5アシスト、クリント・カペラが20得点、9リバウンド、ザカリー・リザシェイが17得点、2ブロック、ダイソン・ダニエルズが16得点、8リバウンド、6スティール、トレイ・ヤングが14得点、16アシストをマークするも2連敗。
 
 今季このチームは主力のボグダン・ボグダノビッチ(ハムストリング)が1試合、ディアンドレ・ハンター(ヒザ)が2試合しか故障のため出場できておらず、ベストメンバーをなかなか揃えることができずに苦戦している。

 主軸のヤングとジョンソンはどちらもキャリア最長の平均36.5分プレーし、ここまでフル出場。新加入のダニエルズが攻守両面で自己最高のシーズンを送っているなかで、ようやくプレーイン・トーナメント進出圏内を行き来しているという状況だ。

 だが、ブルズ戦で露呈した第4クォーターの失速は、ケガによる戦力ダウンだけでなく、スケジュールにもその一因があった。ホークスは8日のデトロイト・ピストンズとのアウェーゲームを1点差で惜敗し、翌9日にホームゲームをこなすなど、7日間で5試合をこなす強行日程だった。

 ブルズ戦で痛い逆転負けを喫した後、そこに至るまでの背景についてヤングはこう話していた。

「チームワークがどれだけ影響していたのかはわからない。それよりも僕らがこなしたスケジュールが大きいと思う。僕らはこの3週間でバック・トゥ・バック(2連戦)が3回もあった。そのことを残念がる人たちなんていない。戦うしかないんだ。しかもホームで2連戦ではなく、ロード(アウェー)とホームで組まれている。(2連戦の合間に)移動もしているんだ。このタフな期間と日程で戦い抜かないといけない。それにチームのみんなが健康体である必要がある」
 
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連戦続きは「極めて異例な状況」とスナイダーHC