現地時間12月17日(日本時間18日、日付は以下同)、15日に発表されたトレードで、ブルックリン・ネッツからゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍したデニス・シュルーダーが入団会見を行なった。
NBAキャリア12年目の31歳のベテランガードは、これまでアトランタ・ホークスやオクラホマシティ・サンダー、ロサンゼルス・レイカーズ、ボストン・セルティックスなど計7チームに所属してきた。
今回のトレードにショックを受けたというシュルーダーは、6歳の息子デニスJr.がステフィン・カリーの大ファンであることを交え、自虐気味に次のように語った。
「一番面白かったのは、僕がトレードにショックを受けたことを妻に話していたら、彼は『ゴールデンステイトなの? 僕たちはラッキーじゃん。少なくともいいチームに行けるんだから』と言ってきたんだ。悪い雰囲気ではあったけど、あれには笑うしかなかったね。彼はステフ・カリーの大ファンなのさ。
息子はどの試合も観ている。彼(カリー)のバスケットボールをね。彼に会えるとワクワクしているだろう。昨日だって、僕が帰ってきたら『ステフ・カリーは(練習場に)いた?』って感じで聞いてきた。僕からすれば『パパがどんなことをしたかは聞かないのか?』って思うくらいね」
シュルーダーとカリーはレギュラーシーズンやプレーオフで対戦してきただけでなく、今夏のパリオリンピック前の強化試合(アメリカvsドイツ)でも戦っていた。
ドイツ出身の司令塔はウォリアーズでカリー、ドレイモンド・グリーン、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)と戦えることを好意的に受け止めていた。
「今、彼らと一緒に、特にステフと一緒に過ごすことができている。彼は歴代最高のポイントガード(PG)ではないとしてもその1人であり、間違いなくベストシューターなんだ。彼の練習への取り組みを間近で見ること、その一員になれることを楽しみにしている」
ドイツ代表では2023年のFIBAワールドカップで優勝、今年のパリ五輪では母国を史上最高位となる4位に導く原動力となったシュルーダー。NBAで頂点に立ったことはないものの、サンダーでシェイ・ギルジャス・アレキサンダーとクリス・ポール(現サンアントニオ・スパーズ)、レイカーズ時代にはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビス、セルティックスではジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンというスーパースターと共闘してきた。
近年はチームを転々しているとはいえ、コートに立てば一定以上の結果を残してきたスピードスターは、カリー擁する新天地ウォリアーズでも貴重な戦力となるはずだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「倒せないなら加えてしまえとね」“天敵”シュルーダーの加入をカーHCが冗談交じりに歓迎「理に適った動き」<DUNKSHOOT>
「それは弱い奴がやること」シュルーダーがデュラントを“弱者”呼ばわりし舌戦が過熱「どの立場から見てもそうとしか思えない」<DUNKSHOOT>
ドイツのシュルーダーが欧州でプレーする選手たちに尊敬の念「ゲームを熟知したIQの高い選手が揃っている」<DUNKSHOOT>
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今回のトレードにショックを受けたというシュルーダーは、6歳の息子デニスJr.がステフィン・カリーの大ファンであることを交え、自虐気味に次のように語った。
「一番面白かったのは、僕がトレードにショックを受けたことを妻に話していたら、彼は『ゴールデンステイトなの? 僕たちはラッキーじゃん。少なくともいいチームに行けるんだから』と言ってきたんだ。悪い雰囲気ではあったけど、あれには笑うしかなかったね。彼はステフ・カリーの大ファンなのさ。
息子はどの試合も観ている。彼(カリー)のバスケットボールをね。彼に会えるとワクワクしているだろう。昨日だって、僕が帰ってきたら『ステフ・カリーは(練習場に)いた?』って感じで聞いてきた。僕からすれば『パパがどんなことをしたかは聞かないのか?』って思うくらいね」
シュルーダーとカリーはレギュラーシーズンやプレーオフで対戦してきただけでなく、今夏のパリオリンピック前の強化試合(アメリカvsドイツ)でも戦っていた。
ドイツ出身の司令塔はウォリアーズでカリー、ドレイモンド・グリーン、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)と戦えることを好意的に受け止めていた。
「今、彼らと一緒に、特にステフと一緒に過ごすことができている。彼は歴代最高のポイントガード(PG)ではないとしてもその1人であり、間違いなくベストシューターなんだ。彼の練習への取り組みを間近で見ること、その一員になれることを楽しみにしている」
ドイツ代表では2023年のFIBAワールドカップで優勝、今年のパリ五輪では母国を史上最高位となる4位に導く原動力となったシュルーダー。NBAで頂点に立ったことはないものの、サンダーでシェイ・ギルジャス・アレキサンダーとクリス・ポール(現サンアントニオ・スパーズ)、レイカーズ時代にはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビス、セルティックスではジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンというスーパースターと共闘してきた。
近年はチームを転々しているとはいえ、コートに立てば一定以上の結果を残してきたスピードスターは、カリー擁する新天地ウォリアーズでも貴重な戦力となるはずだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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