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八村塁は「いい感じに動き回っている」ブルックスHCが高評価!フルコンタクトの練習にも参加へ

秋山裕之

2020.01.23

八村はシュート練習だけでなく、フルコンタクトの練習についても許可が下りた。(C)Getty Images

 1月22日(日本時間23日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズは、敵地アメリカン・エアラインズ・アリーナへ乗り込み、マイアミ・ヒートと対戦した。

 ここまでリーグトップのホーム戦績(19勝1敗)を誇るヒートに対して、ウィザーズは7点ビハインドで迎えた第4クォーター終盤にダービス・ベルターンスの3ポイント、そしてブラッドリー・ビールの6連続得点で残り1分35秒に3点のリードを奪う。

 しかし残り35.7秒、ジェームズ・ジョンソンに同点の3ポイントを許し、試合はオーバータイムへ。延長に入ると、ホームのヒートがジミー・バトラーを中心に試合の主導権を握り、134-129で勝利した。

 ウィザーズではビールがゲームハイとなる38得点、9リバウンド、5アシスト、ベルターンスが24得点、アイザイア・トーマスとジョーダン・マクレーがそれぞれ14得点、イアン・マヒンミが10得点、10リバウンド、4アシスト、2ブロックを記録するも、大物食いならず。

 連勝を逃したウィザーズだが、ケガ人に関する朗報が3つ届いた。左足首を痛めていたビッグマンのモリッツ・ヴァグナーは、コンタクトなしという制限付きではあるものの、すべての練習メニューに対する許可が下りた。
 
 続いてはジョン・ウォール。アキレス腱の部分断裂から復帰へ向けてワークアウトに取り組むオールスターガードは、マイアミにあるホテル内のジムにて5対5を実施。『The Washington Post』によると、そのなかにはかつてヒートでプレーした経験を持つアマレ・スタッダマイヤーやマイケル・ビーズリーの姿があったという。

 そして、昨年12月中旬から欠場が続いている八村塁について「すべての練習メニューに対する再開のゴーサインが出た。これは朗報だ。毎日少しずつメニューを増やしていく。いい感じに動き回っているよ。今日はシュートアラウンドの全メニューに参加できた」とスコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)がメディアの前でコメント。

 実戦復帰の時期については「具体的な日程はまだない」とし、指揮官は「今はゲームシェイプになるべく、コンディションを整えること。我々(ウィザーズ)と2回くらい練習をして、(Gリーグの)キャピタルシティ・ゴーゴーでも2回くらい練習をすることになるだろう。今日はすべてのメニューを問題なくこなせたことがいいニュースとなった」と明かしていた。

 ヴァグナーとは異なり、八村には5対5だけでなく、フルコンタクトの練習についても許可が下りているため、復帰に向けて大きく前進していることは間違いない。

 それでも、ブルックスHCは「できるだけ早く実戦に復帰してほしいが、まだ決まってはいない。オールスター前に戻ってきてくれたら最高だが、まだそこはなんとも言えない」と口にしているため、八村が試合に出場するのは2月以降になりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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