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「ちょっと緊張していたんだ」ドンチッチがレイカーズデビュー戦を回想「でも楽しかった。最高の気分だったね」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.02.12

これまで数々の大舞台を経験してきたドンチッチだが、試合前は「緊張していた」という。(C)Getty Images

 現地時間2月10日(日本時間11日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズのルカ・ドンチッチが、この日ホームのクリプトドットコム・アリーナで行なわれたユタ・ジャズ戦で待望の新天地デビューを飾った。

 試合前の選手紹介で最後に名前を呼ばれ、レイカーズファンから大歓声を受けた25歳のスーパースターは、得意のステップバックスリーやフィジカルの強さを生かした3点プレー、チームメイトへの華麗なパスなど、華のあるプレーでアリーナを沸かせた。

 24分間のプレータイムで14得点、5リバウンド、4アシスト、フィールドゴール成功率35.7%(5/14)というスタッツは本来の実力を考えると物足りないが、昨年のクリスマス以来の試合、なおかつ新しいチームメイトとの初陣であることを考えれば、悪くないパフォーマンスだったと言っていい。

 観客が自身の背番号77のTシャツを着て歓声を送る姿にドンチッチは、「しばらくプレーしていなかったからね。みんな揃ってルカ・ジャージーを着ているのを見て、不思議な感覚だった」と試合後にコメント。
 
 ドンチッチはダラス・マーベリックス時代にオールスターに5度出場し、昨季は初めてNBAファイナルに進出、スロベニア代表でもオリンピックやワールドカップに出場するなど、数々の大舞台を経験してきたが、試合前は緊張したという。

「ちょっと緊張していたんだ。試合前に自分が緊張していたのが前回いつだったのか思い出せないくらいね。でも再びコートに足を踏み入れたら楽しかったよ。最高の気分だったね」

 その"楽しさ"は、チームメイトにも伝わっていたようだ。

 試合開始からレブロン・ジェームズとドンチッチのロブパスを立て続けにダンクで叩き込んだセンターのジャクソン・ヘイズは、「むちゃくちゃ楽しかった。僕の中ではチーム全体でよくプレーできていたと感じるし、ボールも本当に良く回っていた。これこそまさに楽しいバスケットボールってやつさ」と話していた。

 ドンチッチのレイカーズにおけるキャリアはまだ始まったばかり。12日のジャズ戦(アウェーゲーム)を終えるとオールスターブレイクに入り、後半戦の初戦は19日のシャーロット・ホーネッツ戦(ホームゲーム)となる。

 ドンチッチがここから徐々にコンディションを上げ、システムにも馴染んでいけば、レイカーズは相手にとって今以上に厄介なチームになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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