NBAロサンゼルス・レイカーズは現地２月１日、トレードでダラス・マーベリックスからルカ・ドンチッチを獲得した。左ふくらはぎの怪我で戦線離脱が続いていたが、同10日の本拠地ユタ・ジャズ戦でついにレイカーズデビューを果たした。

　故障明け、新チームということもあり「ちょっと緊張していた」というドンチッチはこの試合、23分間の出場で14得点、５リバウンド、４アシスト、フィールドゴール成功率35.7％（５／14）、３ポイント成功率14.3％（１／７）とスタッツライン上では低調なパフォーマンスに終わった。しかし持ち前のスキルとコートビジョンは健在で、随所で“ルカマジック”と呼ばれる華麗なパスやシュートの数々を披露。その魔法にかけられた選手のひとりが、八村塁だ。

【画像】華麗なダンスで会場を盛り上げたバスケ日本代表オフィシャルチアリーダーズ「AKATSUKI VENUS」を特集！ 　この試合29分間出場した八村は21得点、６リバウンド、２スティールをマーク。リーグ11位の平均42.9％の成功率を誇る３ポイントシュートも好調で、ドンチッチのキックアウトパスからフリーの３ポイントシュートを決める一幕もあった。

　試合後に地元局『ESPN LA』のインタビューに応じた八村は、視野の広さやパス能力に定評のあるドンチッチとの初共闘について問われると、「（ドンチッチからの鋭いノールックパスを）危うくファンブルしそうになったよ。クレイジーだったね」と笑う。「でも、これは慣れるしかない。（ドンチッチの加入は）私たちにとって素晴らしいものだと思うし、仲間になれてワクワクしているよ」と歓迎した。

　この試合を132-113で快勝したレイカーズは現在６連勝を記録しているほか、直近11試合で10勝と破竹の勢いでプレーオフ上位シードとなるウエスト４位に浮上。八村も「目標は常に優勝だけだ。そのためには同じことを続けなければいけない」と気を引き締め、自身初の栄冠に向けてチームの好調を維持する必要性を強調した。

構成●THE DIGEST編集部

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