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NBA

大学王者の盟友が6年越しにNBAで再会!首位キャブズに電撃加入したハンター「本当にアメージング」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.02.14

2019年のNCAA王者バージニア大で共闘したハンター(右)とジェローム(左)。6年越しにNBAでもチームメイトとなった。(C)Getty Images

2019年のNCAA王者バージニア大で共闘したハンター(右)とジェローム(左)。6年越しにNBAでもチームメイトとなった。(C)Getty Images

 この冬のトレードでアトランタ・ホークスからクリーブランド・キャバリアーズに加入したフォワードのディアンドレ・ハンターが、現地時間2月10日に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズ戦で初出場し、3ポイント4本中3本成功を含む12得点をあげる好スタートを切った。

 現在イースタン・カンファレンスで首位に立つ球団へ行くことになるとは、「正直、まったく予想していなかった」と入団後の会見で語ったハンター。新天地での意気込みを次のように述べている。

「自分は何かを変えるためにここに来たんじゃない。自分が持つ能力をチームに加えるためだ。自分はコートの両サイドで力を発揮できる選手でありたいと思っている。とりわけウイングで力になりたいね」

 指揮官のケニー・アトキンソンHCは試合後の会見で、ハンターの初戦について「我々が思い描いていた通りのプレーをしてくれた。フィジカル面、動き、サイズ。複数のポジションをこなせる彼が加わったことで、他の選手と組み合わせるオプションも広がった」と満足気に話した。
 
 2019年にホークスでデビューしたハンターにとって、このトレードは学生時代から描いていた夢が叶った移籍にもなった。

 それは、バージニア大で共闘し、2019年にともにNCAAチャンピオンを勝ち取ったチームメイトのタイ・ジェロームと、再び一緒にプレーすることだ。

 ジェロームは同じ19年のドラフトでフィラデルフィア・セブンティシクサーズから24位で指名を受けたあとフェニックス・サンズでデビュー。その後オクラホマシティ・サンダー、ゴールデンステイト・ウォリアーズを経て、昨シーズンからキャブスに在籍している。

「いつか一緒にプレーしようとずっと話していた。それが実際に、しかもこのような場所で実現するなんて、本当にアメージングだ。ものすごくワクワクしているよ」

 入団お披露目会見の席で、そう言ってハンターは瞳を輝かせた。

 旧友の加入が決まると、ジェロームはさっそくチームメイトたちに「彼はとってもいい奴だから、すぐに最高の仲間になると思うよ!」とハンターについてアピールしたそうだ。

「でも、実際はそんなアシストは必要ないんだ。ディアンドレは一見大人しそうに見えるけど、すごく社交的だからね」とジェロームは語っている。
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