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NBA

レブロン・ジェームズがNBA通算得点で歴代3位に浮上!“コビー超え”を果たしたキングの次なる頂は?

ダンクシュート編集部

2020.01.26

通算得点で歴代3位に浮上し、敵地のファンの歓声に応えるレブロン。(C)Getty Images

通算得点で歴代3位に浮上し、敵地のファンの歓声に応えるレブロン。(C)Getty Images

 NBAの“キング”がまたひとつ、偉大な記録を打ち立てた。1月25日(日本時間26日)、フィラデルフィアで行なわれた76ers戦でロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが29得点を記録。キャリア通算得点で球団OBのコビー・ブライアントを抜き、リーグ歴代3位に浮上した。

 コビーの記録まで残り17得点で迎えた一戦、記念すべき瞬間は後半に訪れた。前半に14得点をマークしたレブロンは第3クォーター開始1分過ぎに2点を決めて記録まで1点に迫ると、同クォーター残り7分22秒、力強いドライブから見事なレイアップを成功し節目の記録を達成。直後のタイムアウトでは、敵地にもかかわらず多くのファンから祝福を受け、レブロンも両手を挙げて歓声に応えた。

 なお、試合は序盤からリードを奪ったホームのシクサーズがウエスト首位のレイカーズに完勝。ベン・シモンズが28得点、10リバウンド、8アシスト、トバイアス・ハリスが29得点、8リバウンドをあげたほか、チーム全体でフィールドゴール成功率52.6%と効果的に得点を奪い、試合の主導権を握り続けた。一方のレイカーズは、レブロンが29得点、アンソニー・デイビスが31得点と両エースが奮闘したものの、連勝が2でストップ。アウェー5連戦を3勝2敗で終え、次戦6試合ぶりのホームゲーム、28日(同29日)のクリッパーズ戦で立て直しを図る。
 
 キャリア17年目、通算1242試合目で“コビー超え”を果たしたレブロンにとって、次なる目標はカール・マローン(元ユタ・ジャズほか)、そして歴代トップに君臨するカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)超えだ。プロ2年目から今季まで16年連続で平均25点以上をクリアしている“キング”は、今後どこまで数字を積み上げていくのか。現時点でのNBA通算得点歴代トップ5は以下の通りだ。

■1位:カリーム・アブドゥル・ジャバー/3万8387点
通算1560試合・平均24.6点

■2位:カール・マローン/3万6928点
通算1476試合・平均25.0点

■3位:レブロン・ジェームズ/3万3655点
通算1242試合・平均27.1点

■4位:コビー・ブライアント/3万3643点
通算1346試合・平均25.0点

■5位:マイケル・ジョーダン/3万2292点
通算1072試合・平均30.1点

 史上最年少で3万得点に到達したレブロンは平均得点でも上位2人を上回っており、歴代1位の座も決して不可能ではない。「大きなケガさえなければ」という条件付きとなるが、2シーズン後には歴代2位浮上、さらにその翌シーズンには伝説のビッグマン、ジャバー超えを果たす計算になる。NBAの三傑に名を連ねたレブロンの、今後の挑戦からますます目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部

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