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NBA

【NBA】ウェンバンヤマが深部静脈血栓症のため今季残り試合欠場へ。プレーオフ目指すスパーズに大打撃<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.02.21

昨季は新人王、2年目の今季はオールスター出場と順調に成長を遂げていたウェンバンヤマにまさかの試練が。(C)Getty Images

昨季は新人王、2年目の今季はオールスター出場と順調に成長を遂げていたウェンバンヤマにまさかの試練が。(C)Getty Images

 オールスター明け初戦を前に、ショッキングなニュースが報じられた。

 現地2月20日、サンアントニオ・スパーズはヴィクター・ウェンバンヤマが右肩の深部静脈血栓症のため、今季残り試合を欠場する見込みであることを発表した。16日にサンフランシスコで開催されたオールスターゲームからサンアントニオに戻ったあと、明らかになったという。

 フランス出身のウェンバンヤマは、2023年のドラフト全体1位指名でスパーズに入団すると、昨季は71試合に出場して平均21.4点、10.6リバウンド、3.58ブロックを記録して新人王を受賞。221cmの長身を武器に1年目からブロック王に輝くとともに、新人としては史上初のオールディフェンシブ1stチームにも選出された。

 2年目の今季もここまで52試合中46試合に出場し、平均24.3点、11.0リバウンド、3.83ブロックと順調にスタッツを伸ばし、初のオールスターに選ばれた。合計176ブロックは2位のウォーカー・ケスラー(ユタ・ジャズ)の102本(平均2.43本)を大きく引き離し、最優秀守備選手賞の筆頭候補に挙げられていたが、その受賞資格も失うこととなる。
 
 スパーズは球宴前時点でウエスタン・カンファレンス12位の23勝29敗。2月3日にはオールスターガードのディアロン・フォックスを獲得し、プレーオフ進出の可能性も残されていたなかで、21歳の若き大黒柱を失う事態となった。

 とはいえ、血栓症は血液が固まり血管を詰まらせる病気で、脳梗塞や心筋梗塞、肺塞栓など、最悪の場合、命に関わる疾患を引き起こす可能性もあるだけに、治療が最優先。幸い、発見が早期だったため、チームは来季開幕までの完全回復を見越しているとのことだ。

構成●ダンクシュート編集部
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